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あなたが面接で不採用になる5つの理由

就職活動で直面する面接。しかし、面接は何がダメで落とされるのか、落ちる理由がわかりづらいですよね。そこで、上場企業で人事を務め10年目の山本さんに面接で不採用になる理由について寄稿して頂きました。

面接で不採用となる5つの理由

面接の合否は不透明でわかりにくいですよね。「合格した」とおもった面接でも、結果は落ちている場合もあります。上場企業で人事を10年間経験した山本さん(仮名)は「面接で不採用にする理由は五つある」と語ります。その5つを寄稿していただいたのでご紹介しますね。

1)身だしなみが適切ではない 2)他の就活生との違いがわからない 3)就活の軸がなく一貫性が無い 4)逆質問をしない 5)自らを客観的に見ることが出来ない

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面接で不採用になる理由1 身だしなみが適切ではない

面接で不採用になる理由の一つ目は、「身だしなみの悪さ」です。身だしなみの悪さは「スーツが汚い」「寝癖がつく」だけでなく「極端に華美」「企業にマッチしていない服装」など全般を指します。

もしあなたの身だしなみが悪い場合は、確実に不採用評価に繋がります。

人は始めて会う人を判断する際に間違いなく見た目から入り、その人の評価の50%はその第一印象で決まると言われるのが大きな理由です。

まだ挨拶しかしていないにも関わらず50%の評価が入室から1分も経たない間に決まります。採用面接において1回に割ける時間は長くても1時間程度です。面接というのは第一印象を面接の時間を掛けて確認していくプロセスと言っても過言ではありません。

第一印象を180度変えるには1時間では足りないとも言われており、面接評価のスタート位置を決めるのが第一印象です。

これから社会にでて仕事をする上で理解をして頂きたいのは、社会人の評価は上司、同僚、顧客を含めた周囲がするという事です。服装一つをとっても自分では問題がないと思っても、それ自体を評価するのは周囲なのです。

この事象一つをとっても、おしゃれ、洋服に興味がある人と全くない人と大きく分かれます。

会社によってはラフな服装が許される企業も多くありますが、一方で未だ服装が、かっちり就業規則で決められている企業もあるのも事実です。そう考える面接に臨む場合においては最低限、クリーニングの掛かったスーツ、白いワイシャツ、磨かれた靴、そして清潔感のある髪型は重要でしょう。

就職活動の際、最低限適切な服装を選ぶようにしましょう。

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面接で不採用になる理由2 自分の言葉で話ができていない。

面接で不採用になる理由の2点目は、自分の言葉で話ができていないことを指します。「自分の言葉で話ができていない」とはつまり、用意してきた回答を暗記したように話している状態です。

残念ながら、用意をしてきた自己PRを立て板に水の如く話される学生に対する評価はあまり高くはありません。本人は自信満々で面接を終えたと思っていてもお祈りメールによって不採用が告げられる訳です。

面接は暗記をしてきた台詞を披露する場ではありません。企業は学生が何を経験し、どの様な考えを持っているか、そしてそれらの考えが自社の理念に合っているかを確認したいと考えています。

準備をする事自体を否定するつもりはありませんが、暗記した台詞を話す事がその学生の本質を見えにくくするケースは良くあります。そういった場合に面接官は徹底的に掘り下げて質問をして本質を見ようとしますので、結果的に学生が質問に答えられない場合が多いです。

社会に出てからも顧客と商談を行う場合に準備は必要ですが、自分優位に商談を進めるためには準備や年数が必要になります。 面接はあくまで受験者の個を確認し、会社にマッチするかを確認する場です。すなわち面接官の質問に対して、自分としてはどの様な考えをもっているのかを伝える事です。シンプルに対話をする事が一番重要です。

面接では事前準備/暗記したことを伝えるのではなく、自分の人間性や価値観を以下に企業に伝えることを意識しましょう。

面接で不採用になる理由3 就活の軸がなく、仕事・企業選びに一貫性がない

面接で不採用になる理由の3点目は、就活の軸が明確でなく、その就活生に一貫性が見られないパターンです。

例えば、ESや面接など選考の舞台で間違いなく聞かれる質問は「志望理由」。そしてこの志望理由を準備していない学生はまず100%不採用になります。企業に対する志望理由がそもそも答えられない場合、不採用というのは当然の理由として理解されるでしょう。

また企業を選ぶ理由、つまり就活の軸が定まっていない学生も不採用の候補となります。

例えば「経営に近い仕事がしたい」「後進国の経済発展に寄与できる仕事をしたい」など会社を選ぶ際には色々な軸があり、その基準に沿って選考に進む企業は決まってくるでしょう。

しかし、その理由と受験企業郡に対する一貫性を面接で伝えられなければ、面接官もその就活生が自社で中長期的に仕事をし続けられるかが分からないためです。

例えば、食品業界や素材メーカー、金融や商社など幅広い業界/企業を受ける学生は就活の軸や一貫性がないとみなされ不採用につながりかねません。

受験勉強の様に、第一志望の名の知れた企業に入社をする事。それが就職活動のゴールとなっている風潮には大きな違和感を感じます。

入社はゴールではなく、社会人として働くスタート地点を定めるだけのはずです。しかしながら「採用通知」「不採用通知」「お祈りメール」などいう言葉に踊らせれている学生が多い様な気がします。

自分の軸を固める為に必要な事は、良く言われる「自己分析」です。自分を振り返り、自分の特性を確認した上で、入りたい会社を探すのではなく、自分に合っている会社を探す事が重要だからです。

就職活動は40年働く上で最初のキャリアを選ぶ非常に重要な機会です。

そのため、自分が大事にしたい事は何か?自分の特性は何かを知り、自分にあった企業・仕事を探す事、つまり自分の軸を考える事が重要です。

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面接で不採用になる理由4 積極的な姿勢で逆質問を行わない

逆質問に積極的な姿勢が見えない。そもそも逆質問をしない。こういった学生は不採用の候補となります。

企業が重視するポイントは就活生の逆質問に対する姿勢です。面接の中では「最後に何か聞きたい事はありますか?」と逆質問を求められる事が良くあると思います。

面接で中途半端な志望理由を語った上に、質問もない学生についてはまず受験企業に興味がないと判断をして不採用とするでしょう。

次に気を付けるべきは、逆質問の内容です。

逆質問の中身ですが、人事の立場から言うと給与水準、離職率など聞きたいと思いつつも面接官の心象を気にして、「仕事のやりがい」「入社した理由」など、ありきたりな質問をする就活生が多い気がします。

逆質問は就活生が企業に対する疑問を解消し、入社後のミスマッチを防ぐための場と言えます。つまり、逆質問では聞きたいことを素直に聞いていいのです。 一方で、企業の問題点について質問が出て、それに率直に答えられない企業であれば、入社する価値はないと言えます。昨今、人事系の課題を自社で解決できない企業は離職率が高く、それだけに企業は真剣に課題解決に奔走します。

また、人手不足が叫ばれており、企業も学生から選ばれる立場にある事を十分に理解しています。従って今の面接において逆質問には丁寧に答える企業が多いはずです。

従って面接官からすれば逆質問をしない学生は企業に対する志望度の低さの理由とも思ってしまいます。面接官に対する質問は企業に対する本気度の表れです。

面接だけでなく、会社説明会、面接での控え室においても気になる事があれば、積極的に聞く事をお勧めします。その行為は企業に対するアピールになると同時に、受験企業の収集になります。

時間と費用を掛けて採用活動を行っている企業側からすると、不採用通知のお祈りメールどころか、理解不足での内定辞退なんて事になれば最悪の結末ですから。

面接で不採用になる理由5 客観的な視点から自分を分析していない

前述をしましたが、社会人には周囲からの評価がすべてです。ここが学生と社会人との大きな違いと言えます。学生時代には気の合う友達や自分の好きな部活、サークルなど評価をする相手を選ぶ事ができました。

しかしながら、就職後はそうではありません。社会人、ひいては面接官もその就活生の客観的な評価を元に採用の判断を行います。しかし、面接官は、その学生が過去に何をしてどんな結果を残したのか、知るすべはありません。

そのため面接官は、就活生の自己申告に基づいて採用判断をします。

つまり面接にて自己アピールで客観的な評価事実を伝えられなければ、面接官はその就活生を正当に評価出来ません。結果、自分の客観的な評価の欠如が、不採用評価に繋がるのです。

 良く面接をしていると、「部活の部長をやっておりました。」「バイトを頑張りました」などというアピールを聞きます。どれも嘘ではないのだと思いますが、それの何が凄いのか、評価すべき事実なのかが全く分かりません。

努力や結果については指標がないと評価ができない事が理由です。そういった意味では部活で結果を出した人や検定受検に頑張った人は明確な指標があるので、一般的な学生からすると「不公平」な現実もあります。

しかしながら、面接で一点注意をするだけで、聞く側の評価を大きく左右するコツがあります。

そのコツは、定量的な数字に基づいて語ること。

バイトを頑張ったのであれば、どれ位勤務をして、どれ位稼いだのか?部長だったのであれば、どの程度の部員を取りまとめたのかを具体的な数値を伝えることで、面接官にわかりやすくアピールしましょう

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