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面接における基本のマナーとは?守るだけで結果が変わる、面接の原則

就活が佳境に入ってくると、面接を控えて不安を感じている就活生が多いのではないでしょうか。そこで、面接での話し方のマナー、入室、退室の基本など、面接の始まりから終わりまで注意すべきことをまとめました。ぜひ、本番に備えてチェックしてください。

【基本】面接における話し方のマナー

面接になると、緊張のあまり上手く話せないと悩んでいる就活生の皆さんは多いのは?しかし採用する面接官と対話する上で注意したい話し方のポイントとマナーを覚えておけば大丈夫です!

ここからは面接にて守っておいた方がよい「話し方」のポイントをお伝えします。

ポイント① 一呼吸置いて落ち着いて話す 緊張すると早口になりやすいものですが、ゆっくりと話すことを意識しましょう。面接担当者の質疑には間を置かずに回答すると失敗しやすいためです。質問にはその場に適した声の大きさでで「はい」と返事をしてから、明瞭な発音で話すことがポイントです。

ポイント② 面接担当者をきちんと見る 面接に限らず、人と話す時は相手の目を見ることは基本のマナーです。普段から相手の目を見て回答することを心がけていますか?真っ直ぐな視線で話すと採用担当者への印象が良くなるはず。誠実さや入社への強い意欲も伝えられるでしょう。

ポイント③ 面接では結論を先に、エピソードはその後で話す 面接では、まず結論を先に話しましょう。そうすることで、何の話をすべきかが採用を行う面接官に伝わりやすくなります。いきなりエピソードなどを長々と話し出すと、面接官は、質問に対する答えはどうなったのか、と面喰うでしょう。

エピソードなど結論を裏付ける話は、結論を述べた後に面接官の理解を促すための補強として有効です。具体性のある話では、話す内容と順番、使えそうなキーワードなど、大体の構成を考えるとよいでしょう。

ポイント④ 自己紹介は1分以内にとどめる 面接の導入部分である自己紹介では、自分のプロフィールを簡潔に面接官に理解させることが目的です。そのため、自己紹介の長さは1分以内がよいと言われます。1分間で話す文字数の目安は、250字から300字程度です。例えば、次のような内容になります。

大学名・学部名 氏名 学校で学んできたこと 特に打ち込んできた活動(ゼミ、サークル、アルバイトなど) 挨拶...面接の機会を頂いたことに対する感謝の気持ちを伝える

【基本】面接における逆質問のマナー

「最後に質問はありますか?」

面接の最後に聞かれるこの逆質問への対策は手薄になっていませんか?しかし逆質問の時間を有効に活かせるかどうかで、選考の結果また会社選びもしやすくなります。

逆質問は就活生が気になっていることを面接官に直接質問できると同時に、意欲を面接の最後でアピールできるとき。企業側にとっては、就活生の入社意欲を確認できること、学生と企業のミスマッチをなくせることがメリットです。

この貴重な逆質問に対して、「特にありません」と答えてしまうのは、企業側からは熱意がないと捉えられるかもしれません。あなたの意欲を十分にアピールするためにも、対策をしっかり立てておきましょう

では以下から、逆質問を行う際の基本的な注意点をお伝えしていきます。

逆質問する際のマナーと注意点 質問の内容によっては、マイナス評価に繋がりかねません。逆質問の際に注意すべきことは大きく分けて以下の3点です。

逆質問の注意点① 質問を繰り返すのはNG 面接の間に質問に対する回答が既に出ている場合や、グループ面接で他の就活生がすでに質問をした場合などに、同じ内容の質問を繰り返すことは避けたいものです。「話をきちんと聞いていないのでは?」と面接官に思われ、採用に当たりマイナスの印象を与えてしまいます。複数の質問を用意することで、その事態は避けられるでしょう。

逆質問の注意点② 給与や福利厚生に関する質問をする 逆質問では給与や手当、有給休暇の取得率など、待遇についての内容は避けましょう。誰でも気になる情報ですが、「待遇面が企業選びの判断基準となっている」というマイナスの印象を与えます。

逆質問の注意点③ 調べればすぐ分かるような内容を質問する 会社の企業理念や事業内容など、事前にホームページで調べれば分かるような企業情報全般についての逆質問は避けるべきです。「企業研究をしていないのか?」と判断されかねません。

ただし、このような情報でも深く掘り下げて聞きたいのであれば、たとえば、「ホームページで〇○ということを拝見しましたが・・・」と言葉を付け足してから聞くと印象が良いでしょう。

面接における入室マナーの基本

では、ここから面接を受ける際に知っておきたい基本マナーを知っておきましょう。まずは、面接会場に入場する際の注意点からお伝えしていきます。

入室時のマナー① ドアをノックする 入室の際にはドアを少しゆっくりと3回ノックし、室内から「どうぞ」など、入室を促す声が聞こえたら、ドアを開け入室します。ドアを開ける際に、室内に聞こえるように「失礼します」と言って入りましょう。

なお、集団面接で前の人に続いて入室する場合はノックする必要はありません。「失礼いたします」と言って、すでに開いているドアからそのまま入ってください。

入室時のマナー② 入室しドアを静かに閉める 入室後、静かにドアを閉めます。この時、ドアに対して斜めに立ってドアを閉めます。背中が完全に面接官に向いてしまうことを避けるためです。ただし、面接官の方を向いたまま、後ろ手でドア閉めるのは不自然なためNGです。

集団面接では最後に入室した人がドア閉めます

入室時のマナー③ ドアの前で挨拶と一礼 ドアを閉め終えたら、正面を向き、元気な声で「本日はよろしくお願い致します」と最初の挨拶をしっかり行います。挨拶を終えたら、45度の角度でお辞儀をします。 このファーストコンタクトで期待感を持ってもらいましょう。

入室時のマナー④ 椅子の横に立ち名前を伝える 一礼してから、椅子の横に向かって進み、椅子の横に立ちます。「大学名とお名前をどうぞ」と面接官から言われたら、ハキハキした声で名乗り、再度しっかりお辞儀をします。

入室時のマナー⑤ 着席する 面接官から「お掛けください」など着席を促されてから、座席に着席します。着席する際には「失礼いたします」と言って15度の会釈をして座ります。深く腰掛けずに、背筋を真直ぐに伸ばして着席します。

男子は両手を膝の上に、女子は足が広がらないように膝の上に手を重ねて置くと良いでしょう。なお、バッグは足もとに置くため、自立できるタイプのバッグが望ましいです。

以上が、面接会場に入室してから着席するまでに注意するべきマナーですが、ひとつひとつの動作にあまり神経質になると、かえって緊張してしまうかもしれませんね。当日余裕を持って面接に臨めるように、何度か練習して自然にできるようにしておくとよいでしょう。

次は面接の時間、面接官との対話の時間において気を付けるべきマナーをお伝えしていきます。

面接中の基本マナー

面接中の基本マナー① 背筋を伸ばし、姿勢良く 面接官は就活生の姿勢や視線にも注目しています。面接中は、背筋を伸ばし、手は両ひざに乗せましょう。姿勢が乱れているとだらしない印象になりますので、正しい姿勢を心がけることが大切です。

男性は軽く開いた膝の上に両手を乗せ、女性は閉じた膝の上に両手を重ねて乗せるのが基本のポーズですが、多少の身振り手振りはマナー違反ではないので、適度に使うのは問題ありません。

面接中の基本マナー② 笑顔とアイコンタクト 面接官を前にだれでも緊張するものですが、堅くなりすぎず、適度にリラックスして、自然な笑顔で受け答えをしましょう。大笑いさえしなければ、笑みがこぼれるのも問題ありません。うつむき加減になり、視線をそらすと、ネガティブで自信がない印象を面接官に与えてしまいます。

また、面接中は目線を面接官へ向けることを忘れずに。アイコンタクトは、「相手の話をきちんと聞いている」、「真摯に思いを伝えている」というメッセージになります。

面接中の基本マナー③ ハキハキと話す 面接は選考のための大切なコミュニケーションの場ですから、聞き取りやすい声で、ハキハキと話すことがとても大切です。口角を上げて話すようにすると自然と明瞭に話せるようになります。

鏡を見て練習してみるとよいでしょう。どうしても緊張してしまう時には、正直に「申し訳ございません、緊張しています。」と面接官に伝えることで、少しリラックスできるでしょう。

面接中の基本マナー④ 面接官の話をしっかり聞いて、適度に相づちを打つ

面接中には、面接官の話をしっかりと聞くことがまずはコミュニケーションの基本。面接官からの質問に対して思い込みで見当違いの答えをしないように、質問は最後の語尾までしっかりと聞いて、質問の意図をきちんと読み取ってから答えましょう。

また、適度に頷いて、「そうですね」と相槌を打つことで、コミュニケーションが取れていることをアピールできます。

では最後に面接会場を退室する際のマナーについて述べていきます。

面接における退室マナーの基本

退室時のマナー① 椅子から立ってお礼 採用面接官から「本日の面接は以上です。」と告げられたら、面接は終了です。まず、着席したまま「本日はありがとうございました」と言って一礼します。それからいすの横に立って再度一礼し、「失礼いたします」と告げましょう。

退室時のマナー② ドアの前でお辞儀 ドアの方に歩き、ドアの前で面接官の方へ向き直り「失礼いたします」と言って、再度丁寧にお辞儀をします。

退室時のマナー③ ドアを閉める ドアによっては、大きな音を立てて「バタン!」と閉まるタイプもあるので、注意しながらドアを閉めましょう。

「お礼とお辞儀の繰り返しなのでは?」と思われますが、面接ではこのくらいの丁寧さが必要。企業の採用担当者の話によると、入室時の挨拶ができている方でも、退室するときに挨拶を忘れている方が少なくないようです。

ドアを開けて部屋を出て行く際にも、しっかりと前を向き面接官と採用を行う相手とアイコンタクトを取ってから閉めて下さい。丁寧な態度を心がけると、面接官にまじめな印象を与えられます。退室時のマナーは一般常識の範囲内のことも多いと思いますので、それほど心配はいらないはずです。

なお、面接室を出たら、すぐにスマートフォンを見たり、他の就活生と雑談したりするのは禁物です。また、コートを持参している場合、建物を出てから着用するのが礼儀と覚えておきましょう。

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