有名企業社員たちが、テクノロジー企業に飛び込んでいく理由
自分のミッションに熱中できる人材が、100年に1度の大変革期を創っていく―。
「不動産×Technology」の分野を牽引する創業5年目のGA technologies(GAテクノロジーズ)に、有名企業から飛び込んだ3人のキャリア採用者に話を聞いた。
「大手かベンチャーか」という二択思考に囚われず、自ら感じたミッションに従い自由にフィールドを駆け抜けていく、そのキャリア・ビルディングとは?
「キーエンス→GA」大手で磨いたスキルを加速させる次の舞台
大学時代に広告代理店の事業を立ち上げた経験があり、スタートアップやベンチャーにはずっと興味がありました。しかし、就職する際にキーエンスを選んだのは、圧倒的なセールス力を身につけたかったから。
まず、その力をつけなくては、という確信が自分のなかでありました。前社のキーエンスでは、主に製造・小売・流通のコンサルティングセールスに携わりました。
次第に、ルールの多さや大企業の環境に限界を感じるようになり、転職を決意。有名企業からもたくさん声をかけてもらえたのですが、最終的にGAに入社しました。
代表の樋口とは以前からプライベートで交流がありGAに誘われていたんです。ただ、不動産業界に悪いイメージとような、先入観がありました。
しかし改めて話を聞く機会があり、そのスピード感、成長率、売上に本当に驚きました。リーテックの市場の可能性、まだ主要なプレーヤーがいないことから、「これは大きな転換点だ、行こう!」と直感で決意しました。
現在私は、GAで人事採用を担当しています。海外の学生にも採用の幅を広げており、先日、韓国から帰国したばかりです。
当社の採用において、 一番重要視しているのは「良い人」、 信頼性のある人柄です。高額商品を扱う側面から、「あなたなら、この企業なら、買ってもいい」とお客様に思ってもらえるような社員が欲しい。
また、新卒採用においては、キャリア採用とは違って高い能力は求めていません。様々な活動をしてきたというプライドよりも、周囲の意見を聞ける素直さが大切です。学生のポテンシャルに期待をしています。
「サイバーエージェント→電通→GA」異業種からナレッジが集まる、すごい磁場がここにある
代表の樋口と出会ったのは、投資物件を購入するためにGAを利用したことがきっかけでした。
キラキラした目で将来の展望を語る、樋口の人柄にすっかり魅了されてしまい、顧客から始まって、クライアントとしても仕事をして、ついに社員になってしまいました(笑)。
私の専門は、手法を問わずコミュニケーションを駆使して人の心を動か す「コミュニケーションデザイン」。前社の電通では7年間、ナショナルクライアントを中心にコミュニケーションの支援に従事していました。
現在は、GAに「コミュニケーションデザインセンター」を立ち上げ、責任者として広告、コーポレートPR、採用広報、オウンドメディアの編集、企画、クリエイティブなどを全般的に担当しています。
GAへの転職に、迷いはありませんでした。もともと私のキャリアのスタートが、サイバーエージェントだったというのも大きな理由です。
サイバーエージェントの急拡大期、 世紀を代表する企業という目標に、社員が心から共感しながら働く現場に立ち会うことができました。
その経験から、現在のGAの規模、成長フェーズだからこそ、ぜひ関わりたいと強く思ったのです。
小さいベンチャーに比べて資金があり、新規事業が実現できる。 一方で組織は未成熟のため、社員はやりたいことができる、成果のリターンも大きい。今のGAには成長のチャンスがあふれています。
また、学生の皆さんに知ってもらいたいのは、GAという組織のダイバー シティ。異業界から人やナレッジが集まる場は、新卒の社員にとって、またとない成長の場です。
大企業のダイナミズムと、ベンチャーのスピード感を兼ね備えた経験をもつ先輩社員たちから、たくさんのことを吸収してほしいです。
「伊藤忠→外資ベンチャー日本代表→GA」世の中が変わる瞬間を、この目で見ると決めた
伊藤忠商事では、食料カンパニーでITとは全く関係のない業務に携わっていました。
もともと経営者目線で考え、事業を創りたいという想いが強くあったため、商社で働きながらもスタートアップ活性化を支援するNPOを立ち上げ、その活動に取り組んでいました。
その後、新たに起業を考えていた頃に代表の樋口と出会い、「一緒にやろう」となったのです。
起業を考えていたのにGAに参画した理由は、2つあります。
まず、樋口の熱量。やると言ったら徹底的にやり切る。彼は熱伝導率もすごくて、周りが動く。GAには恐ろしいほどの成長スピードがあった。やるんだったら、これくらいの会社でやりたい、と。
もう1つは、私の実家が不動産業を営んでおり、大きな市場でありながらIT化されていないこと、ユーザービリティの低さを実感していました。
リーテックによる技術革新が起きれば、まさにブルーオーシャンですし〝社会にとっての負〞を解決していけることに可能性を感じたのです。
ぜひ、若手の人材には、グロースマインドセットを持ってほしい。簡単なことでもいい。課題を見つけ、解決方法を考え、実行する。これを使命感レベルでやれるなら、パッションは自然に湧いてくるのだと、樋口はよく話しています。
私は現在、経営戦略や新規事業開発を担当しています。過去の新規事業コ ンテストでは、当時150人だった社員から、80の応募案が提出されまし た。
この応募率の高さが、GAらしさです。実際に若手社員の「アジアの投資家を取り込みたい」という提案をきっかけに、Wealth Park社との業務提携へと至りました。
今後はフレッシャーズ枠も設けるので、若いメンバーにはぜひチャレンジしてもらいたいです。