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【面接の逆質問例】就活生に捧ぐ、今すぐ使える逆質問集

面接官から最後の質問時間として与えられる逆質問。準備が足りず、逆質問に焦る就活生も多いのでは?そこで、御社に今すぐ使える逆質問例をご用意しました。志望企業の対策や、逆質問で自分をアピールする際、ご活用ください。

面接の最後の質問「逆質問はありますか?」の企業側の意図

面接の終盤に差し掛かると「最後に何か質問はありますか」と最後の質問時間が与えられます。

もしあなたが「質問させてもらえるのか、優しい企業だな」と思ったのであれば、要注意です。この質問の意図は、就活生の疑問を解消するためではありません。

実は、企業は逆質問を通して就活生の「志望動機」「企業理解」を確認しています。

例えば「最後の質問はありますか?」という問いに対してあなたが「質問はありません」と回答した場合、人事は「この就活生は自社に興味がない」「志望度が低い」と判断する可能性があります。

また、事業内容とずれた逆質問をすると「自社を理解していない」「企業理解が浅い」と判断される可能性があります。

良い逆質問をするためには、企業の理解や興味が必要です。実際の逆質問例を確認して、上手く志望動機を伝えるようにしましょう。

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面接官に好印象を与える!自分をアピールする逆質問のポイントとは?

企業側にとって「志望度」を確認する重要な逆質問。

つまり、逆質問はただ質問すれば良いと言ったものではありません。そこで、面接官に有効なアピールとなる逆質問のポイントと例をお伝えします。

御社の面接官に好印象を持たせるタイプは3つあります。

ポイント① 「企業研究に基づいた、自社への関心度の高さが伝わる逆質問」

1点目は、企業研究に基づいた自社への関心度の高さが伝わること。

理由として、企業側も内定を出した就活生には確実に入社して欲しいという背景があります。なので、自社の企業研究を熱心に行い、本当に自社を志望している就活生に内定を出したいと思っています。 そのため、企業研究への本気度が伝わる逆質問は、熱意と言う観点から評価されます。

◆企業への関心度が伝わる逆質問例

「御社は海外での新規市場を経営戦略の1つとして掲げていますが、競合他社として〇〇社さんがあげられると思います。他者との差別化という観点で、どのような戦略をお考えですか?」

このように、より具体的な企業研究に基づいた質問を行い、企業に対する熱意をアピールすると高評価につながります。

ポイント② 「自分なりの仮説や意見に基づいた質問」

アピールとなる逆質問のポイント2つ目は「自分なりの仮説や意見に基づいた質問」です。

この質問が評価される理由としては、「思考力をアピールできる」ことがあげられます。また、上記の「企業研究に基づいた逆質問」と合わせることで企業に対する熱意をさらにアピールできます。

◆仮説や意見を元にした逆質問の例

「私はOB訪問や企業研究を通じて、御社の強みは○○だと考えていますが、実際に働いている〇〇さん(面接官)はどのように思われますか?」

このように質問することで「企業理解の深さ」「企業理解による、強みの分析力」「企業へのさらなる関心」をアピールすることができます。まずは、自身が今まで企業研究や説明会に参加して、得た情報を整理する。それを元に企業に対して仮説を立て、面接官にアピールしましょう。

ポイント③ 自分の企業選びの軸に基づいた質問

アピールとなる逆質問のポイント3つ目は「企業選びの軸に基づいた質問」です。

その理由としては、「自分の価値観や趣向を理解している」といった自己理解の深さをアピールできるためです。また基本的に企業にとって、軸に基づき一貫性を保ち就職活動を進め、確固たる企業への志望動機を持つ学生は好印象です。

なぜなら企業選びの軸が自社とマッチしている学生は、「採用後のギャップが少ない」という印象を与えますからです。それ故、「入社後の退職リスクが少ない」と判断され、内定につながるのです。

「なんとなく有名な業界・企業を受けている」という学生は、志望度が高いとは判断されません。なので、明確な企業選びの軸を持ち、その上で企業を選ぶ姿勢を逆質問でアピールすると有効でしょう。

◆企業選びの軸に基づいた逆質問の例

「私には○○という企業選びの軸があります。御社の○○という点と自分の○○という点が合致してると思うのですが、どう思われますか?」

このように「自分の企業選びの軸」と「企業への志望動機」を踏まえた逆質問を行うと、「自己理解の深さ」と「企業への根拠ある志望理由」を伝えることができます。

就職活動の一貫性をアピールすると当時に、御社と自分の軸の「合致」を確認し、入社後のギャップを極力防ぎましょう。

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志望動機の補強に使える、面接の逆質問例

ここからは目的別に逆質問の具体例をご紹介します。まず、「逆質問を通じて選考対策に使える情報を引き出したい...でもどんな逆質問を準備するべきかわからない...」そんな方に向けておススメの質問例です。

質問例① 「どのような想いや目標をもって御社に入社されたのか、教えてください。」

この質問は「面接官が入社時にどんな思いをもって入社をしたのか」を聞き出す質問です。

この質問の目的は、社員の入社した時の志望動機を聞き出し、自分の志望動機の参考に使うためです。

例えば、面接官が「○○という自分のキャリアや夢を実現するために、入社を決めた」と答えた場合。自己実現を目的とした志望動機がその企業で好まれるなど、伝え方の参考にできます。

この質問を通じて、どういった志望動機がその企業に好印象を与えるのか理解する。そして自分の志望動機に活用してください。

質問例② 「同業界の競合他社と比較して、御社が優れている強みを教えてください。」

志望動機を作る上で、もっとも困難な部分が「なぜ他社ではなく、自社に入社したいのか?」という論点でしょう。

面接官の「なぜ自社に入社したいのか?」に回答する上では、「他社と異なる御社の特徴を知ること」そして、「御社の特徴が自分と合致しているとアピールすること」が正しいアプローチと言えます。

そこで、この質問を通じて、競合他社と比較した上での御社の「強み」を把握する。その上で自分の経験と御社の優位性を結び付け、志望動機を磨き上げましょう。

例えば、この質問を受けた面接官が「他社と比較して、消費者向けの事業に強みを持つ」と答えた場合。

その後の面接で、「なぜ他社ではなく自社に入りたいの?」と聞かれれば「○○という理由で自分は消費者向けの事業に関わりたいと考えます。そのため、他社と比較して消費者向け事業に強みを持つ御社に入社したいです。」と答えられます。

競合他社と比較して、その企業が持つ強みや特徴的な事業を把握し、「なぜ自社なのか?」という質問に備える。そしていざ面接本番で「御社に対する志望度」をアピールしましょう。

業務内容を深く知れる!面接の逆質問例

次にご紹介する逆質問は、業務内容を深く知るための逆質問です。

業務内容を知るためには「仕事内容について教えてください」といった質問が多いかと思います。

しかし、「長々と仕事についてに語ってもらったけど、結局仕事の内容がよくわからなかった」なんて経験もあるのでは?

そこで、正確に業務内容を理解するために、仕事内容を知る上で欠かせない「達成目標」という観点から逆質問の例をお伝えします。

質問例① 「御社で今取り組んでいる仕事の達成目標について教えてください」 この質問は、面接官が取り組んでいる業務の達成目標を聞き出す質問です。

基本的に、社会人では自分の仕事に対して、達成するべき目標・ミッションが与えられます。そしてその目標達成を業務の中心に据えて、多くの企業や職種の人々が日々仕事に取り組んでます。

そのため、業務を深く理解する上では、まずその社会人がどんな目標を与えられているか、を把握するべきです。

例えば、銀行の営業職では顧客との契約数や投資信託の売上高、一般的な人事職の採用業務では、内定を出し採用する就活生の数などが業務の目標として与えられています。

このように各職種の「達成目標」などを知ること。この逆質問の活かし方として、さらに踏み込んでいきます。

例えば自己PRなどで「自分の強みである○○を活かして、▼▼の仕事の業務目標である□□を達成します」とアピールすると、「仕事に対する本気度」や「社会人としてのスタンスの強さ」を明確にアピールできるでしょう。

質問例② 「その業務上の目標を達成するために、どういった戦略の元、どういった打ち手や行動を取っているかを教えてください。」

次におすすめの質問が、業務上の目標を達成するために、どんな行動をしているか、を聞き出す質問です。

それにより、社会人が仕事に取り組む際の思考や行動の背景、を理解しやすくなります。

例を挙げるならば、面接官が営業部で働く現場社員だったと仮定し、その達成目標が商品の売上高とした場合。

売上高を伸ばす方法として、一般的には成約を取った案件の数を増やすか、案件成約1回当たりの単価を向上させる戦略があります。

つまり、業務上の目標数値という視点から業務内容について逆質問を行う。その上で、目標を達成するための戦略や、実際の仕事像を掘り下げていきましょう。

それにより、ただ漠然と仕事内容を聞くよりも、実際の仕事内容への理解が進みやすいでしょう。また、目標について質問すると、「社会人になる上で現実的な目線が持てている」といった印象も相手に与えることができます。

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社風を知る!面接の逆質問例2選

次は社風について理解するための逆質問をご紹介します。具体的な質問例をお伝えする前に、社風について逆質問する際の注意点を述べます。

社風について逆質問する際に注意するべきポイントとしては、オープンクエスチョンを極力避けること。

つまりは、「御社にはどういった性格の人が多いか?」「どういった社風ですか?」といった制約を設けない聞き方は避けるべきです。

理由としては、規模の大きい企業になるほど、従業員数が増える。そのため、1人の面接官が会社全体の社風を正確に伝えることは難しい。

例えば、あなたが高校生に「あなたの大学にはどんな人が多いですか?」と聞かれた場合、「色んな人がいる」としか答えようがないでしょう。

つまりただ「御社の社風は?」「会社全体の人柄は?」といった聞き方は、面接官も答えづらいです。

そこで、社風について逆質問する際のポイントは、「○○と伺っているのですが、実際はどうですか?」など、質問の前提を設定した上で質問することです。

では、漠然とした印象ではなく、「社風」を正確に知れる逆質問例をお伝えします。

逆質問例① 「御社は○○という社風と説明会で伺いましたが、○○さんはどう思われますか?」

この逆質問は、企業における社風と実際の職場像とのギャップを確かめる逆質問です。多くの企業では自社の社風を「落ち着いている」「チャレンジ精神にあふれる」などシンプルに一言で表現します。

そういった社風に惹かれて、企業を選ぶ就活生も多いでしょう。しかし、実際に働く面接官や現場社員はどんな印象を持つのか。これは入社後のギャップを防ぐためにも質問するべきです。

逆質問例② 「御社には部署や事業部によって、組織風土などに違いはありますか?もしあれば、どう異なるか教えてください」

大手企業では、組織構造が縦割りであり、部署や事業部によって組織風土が異なるケースもあります。

例えば、営業部と社内のITインフラを担うシステム部では、まったく部署内の風土や組織が異なることは、想像に難くないでしょう。

選考プロセスが進んだ場合、もしくは入社前に、働きたい部署など配属希望が聞かれることもあります。希望部署を選ぶ上でも、部署間の組織風土の違いは知っておくべきです。

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海外で働くチャンスを確かめる逆質問例2選

就活生の皆さんの中には、「自分は海外で働きたい!」と考える方も多いのでは?

今大半の日系企業はグローバルに事業を展開しています。しかし、「グローバルに事業を展開している企業だから、海外で働くチャンスを与えられる」とは限りません。

現地で社員を採用しているため、実際に海外で働ける日本人社員はごくわずか、といったケースもあります。

そこで、「その企業にどれだけ海外で働くチャンスがあるか」を正確に把握する質問例をお伝えします。

質問例① 「御社では日本人社員の内何割が、実際に海外で働けますか?」 この質問は、日本出身の社員の内海外で働ける社員はどれくらいの割合か、を聞き出す質問です。

先ほど述べたように、海外で働くチャンスはあるが、実際に海外勤務ができるのは極少数といったケースもあります。

そこで、日本人社員の内、何%が海外で働けるかは逆質問すべきです。加えて、数字で海外で働くチャンスの広さを把握すると、志望企業を比較しやすくなります。

質問例② 「御社では、入社3年から5年など比較的若い年次でも海外で働くことはできますか?」 海外で働くチャンスを確認するとともに、若手の内から海外勤務を実現できるかも質問すべきです。

海外で働くチャンスはあるものの、ある程度キャリアを積まないと実際に海外勤務はできないケースもあります。

例えば、入社後海外で働くことはできるが、20年以上キャリアを積む必要があった場合、入社後のギャップにつながるでしょう。

海外志向の強い就活生の皆さんは、海外で働くチャンスは本当にあるのか、どれくらいの年次から海外で働くことができるか、を逆質問で確かめる。

そして、入社後のギャップを事前に防いでください。

面接で逆質問の時間を企業が設ける理由

面接において必ず与えられる逆質問の時間。「質問しないと御社の面接官の印象が悪くなりそう...」と漠然な意識で臨んでいませんか?

しかし、面接で与えられる逆質問には、2つの意図があります。

面接官の意図① 「就活生とのミスマッチを失くす時間にしたい」 逆質問の時間を設ける企業側の意図として、大きいのは就活生と企業側のミスマッチを防ぐためです。

企業側が一番避けたいのは、多額の投資をして就活生を入社させたにもかかわらず、自社とのミスマッチで、早期に退職されてしまうこと。

この退職リスクや入社後のギャップを防ぐ一環として、面接官は逆質問の時間を設けています。

面接官の意図② 「逆質問を通じて、就活生の自社に対する志望度を評価したい」

面接官が逆質問を設ける意図の2つ目は就活生の自社に関する熱意や知識度を測るためです。

つまり質問から伺える学生のレベルや企業に対する知識度、熱意を面接官は見ています。

例えば、その企業の福利厚生や制度面など表面的な事項について質問する学生と、企業の経営戦略や最新の動向を踏まえた上で質問する学生

この両者がいた場合、自社に対する志望度という観点から後者の方が高評価でしょう。

まとめると、面接官は企業と学生のミスマッチを防ぐため、そして評価する機会として逆質問の時間を設けています。

つまり、逆質問の場とは、基本的に就活生が企業に対する疑問を解消する場。しかし一方で、調べたら答えがすぐ分かる質問は、面接官に悪印象を与える可能性があるため、避けるべきです。

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面接の準備として、逆質問は何個用意するべき?

では最後に「面接の準備として逆質問を、何個用意するべきか」こちらの疑問に対してお答えします。

結論から言うと、用意するべき逆質問の数は面接のタイプによって異なります。

① 集団面接では、逆質問は5個準備すれば安心

集団面接においては、逆質問は5個用意しておけば十分でしょう。いわゆる集団面接では、1時間の面接時間を3人の就活生で分割します。

そのため、就活生1人当たりの逆質問時間は、せいぜい5分あるかないかです。

一つの逆質問でかかる時間は1分程度のため、集団面接では逆質問を5つ準備しておけば万全と言えます。

② 個人面接では、逆質問は10個程度準備しよう。

次に個人面接の場合、逆質問はどれほど準備するべきでしょうか?

これは、その個人面接がどう進むかにもよるでしょう。面接時間が、30分間と仮定した場合、最大でも逆質問の時間に当てられるのは10分程度でしょう。

そのため、一つの質問に1分かかるとした場合、10個逆質問を用意すれば十分と言えるでしょう。

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面接ですぐに使える逆質問まとめ

今回は、逆質問の目的別に具体的な質問例とポイントをお伝えしました。

面接官の役職に合わせた逆質問の方法については以下の記事で解説しています。

「御社に対する逆質問の例を増やしたい...」「御社の面接官の役職に合わせて、質問内容を変えたい」そんな方はコチラを参考にしてみてください。

※「面接を苦手に感じる...」「基礎から徹底的に対策したい...」そんな方はこちら