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面接官の役職に合わせた逆質問例まとめ

企業の採用面接では、「何か質問はありますか?」という逆質問をされます。逆質問を苦手にしている就活生は多いので、きちんと対策をしておくことが大切です。この記事では、逆質問の対応の仕方についてわかりやすく解説します。

逆質問は面接官の役職によって変えるべきである

企業の採用面接で「最後に何か質問はありますか?」という逆質問をされる場合があります。就活生の中には、逆質問の準備をしていなく「質問はありません」と回答する人もいるでしょう。しかし、実はこれ、逆質問としてNGです。

また、全ての面接官に同じ逆質問をすることもNGです。面接官は役職によって持っている情報が違うので、役職に合わせた逆質問をするのが最適でしょう。

この記事では、そんなNG逆質問を避けるために、役職別の逆質問例を解説してきます。

ぜひ就活にお役立てください。

1.面接官が現場社員であった時に、聞くべき質問

2.人事面接・面談の場合に聞くべき逆質問

3.役員面接・社長面接で聞くべき逆質問例

4.自己PRの補足に使える逆質問例

5.面接で聞いてはいけないNG逆質問例

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面接官が「若手社員」であった時に聞くべき逆質問

まずは、面接官が「現場社員」である時に聞くべき逆質問を解説します。

当たり前のことですが、逆質問において、現場社員が相手であれば「現場について」聞くことが重要です。

管理職にいる人とは違い、実際の現場でどのような仕事をしているのかを聞いてみましょう。現場には現場の課題があるものなので、実際に自分が会社で働き始めた時のイメージがしやすくなります。

また実際に働く際のGapを埋めるためにも、現場の雰囲気を知ることは重要です。

現場社員が企業の面接担当者であるような場合、面接で聞くべき逆質問は次の通りです。

(1)毎日、どのようなスケジュールで仕事をしていますか? (2)御社の中で重要度が高い仕事はなんですか? (3)御社の仕事でどんなやりがいを感じましたか? (4)今の部署・仕事で一番苦労していることは何ですか? (5)現在の部署・仕事に何が問題点はあると思いますか?

各逆質問のポイントについて説明しますね。

(1)(2)は「現場社員の働き方」について確認する逆質問です。この質問を通して、実際にどんな仕事をしているのかを具体的にイメージできるようになるでしょう。

また、普段の仕事の中でも「何が重要なのか」を聞いておくことで、仕事のポイントを知ることができます。さらに、重要な仕事を理解していることを伝えると、仕事に関心を持っていると思わせることができるので、企業の面接担当者にも入社意欲をアピールできます。

(3)(4)は、仕事を通して現場でのやりがいや苦労を知るための逆質問です。これによって、自分の入社後の業務への期待とのいGapをより具体的にすることができます。

仕事におけるやりがいは、その仕事を続けるために重要なモチベーションになります。現場社員のやりがいが自分につながっているか、逆質問を通してしっかり確認しましょう。

(5)の逆質問は企業の現在の問題点を確認する逆質問です。この質問の回答は、今後の面接に活かすことができます。

なぜなら、次の面接で「会社で困っていることを私ならこうして解決します」と提案することができるからです。また企業に仮説思考力の高い学生だとアピールできるでしょう。

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人事面接・面談で聞くべき逆質問例

人事担当者は、会社の人事全体をみています。つまり「どのような人材が会社にいるか」や「会社の採用方針」等にはとても詳しい役職です。また、採用したい人材要件を把握しておくことで、自分がアピールすべき能力がより明確になるでしょう。

なので人事担当者に対しては、企業内部の人事状況や採用について逆質問することが良いでしょう。

人事の担当者が企業の面接担当者であるような場合、面接で聞くべき逆質問は次の通りです。

(1)御社で採用したいと思う人物像を教えて下さい (2)採用する就活生を決める際に、最も重視する点を教えて下さい。 (3)御社はどんな戦略で人材を確保していますか? (4)御社で活躍する方は、どんな人物が多いでしょうか? (5)御社では、社員同士が交流する機会は多いですか?

各逆質問のポイントについて説明しますね。

(1)(2)(3)は、会社がどんな人材が欲しいと考えているのかを聞きたいときにする逆質問です。あなたがその会社の求めている人材であるかどうかを確認ができます。

企業は自社で活躍できる人材を探しています。なので企業によって求める人材の人物像は変わってきます。そしてその人物像を一番把握しているのは「人事担当者」なのです。

人事担当者に逆質問する機会がある際は、企業が求める人物像を正確に把握するためにも上記のような質問をしましょう。

(4)は、入社後はどんな人材となって欲しいと考えているのかを聞く逆質問です。ここで、自らのキャリアパスと会社が期待する将来像が一致するか確認しましょう。

(5)は、入社後働くイメージを掴むための逆質問です。人事は採用人事だけでなく「内人事」に関わっていることもあります。この際に、企業がどのように社員をサポートしているか把握し、入社後の働き方を具体的にイメージできるようにしましょう。

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役員面接・社長面接で聞くべき逆質問例

面接官が役員・社長であった場合には、どのような逆質問が良いでしょうか?

相手はその会社の管理職なので、管理職の方にしか聞けないようなことを聞くべきでしょう。

管理職の方には会社全体のことについて聞くことが効果的といえます。会社全体のことを把握しているのは管理職のみです。また、会社全体の方針を知ることで、自らのキャリアに即した志望動機の補強にすることもできます。

なので、具体的な社内の雰囲気などを聞くよりも今後の戦略や展望について逆質問することオススメします。

面接官が役員・社長であった場合に、面接で聞くべき逆質問は次の通りです。

(1)御社はどのような会社を目指していますか? (2)理想の会社を目指すためにどのような戦略を考えていますか? (3)長期的な戦略を踏まえて、御社は今どのような人材を求めていますか?が欲しいと思いますか?

(4)御社の主力サービス〇〇は、最も優れている点を教えて下さい (5)御社の〇〇部門で働く人材にはどのような成果を期待しますか?

各逆質問のポイントについて説明しますね。

前述したとおり、管理職の方には会社の将来性に関する質問をするのがよいでしょう。まずは(1)のような質問をしましょう。(2)も会社の将来性についての質問ですが、(1)では理想とする会社のあり方を聞いていて、(2)では、どのように理想の会社になっていくかの戦略を聞く質問となっています。

そして、会社の方向性を理解した上で、(3)の質問をしましょう。会社全体で欲しいと考える人材について把握することができるでしょう。もちろん、会社が欲しい人材についてはホームページなどで開示されていることもあるので、前もって把握することが重要です。

(4)と(5)は、実際の仕事についてフォーカスした質問です。会社全体の戦略のうち、管理職がヒト・モノ・カネという会社の資源をどのように活用したいと考えているのか知るための逆質問です。

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面接で絶対にやってはいけないNG逆質問例

企業の面接ではどんな逆質問をしても良いというわけではありません。

企業の採用担当者も何度も同じ質問が聞かれないように、ホームページで求める人材像を開示しています。そのため、企業に関して集められる情報は事前に集めて調べておく必要があります。

調べればわかることをわざわざ逆質問で聞いてしまうと、企業の採用担当者に悪い印象を与えかねないので注意しましょう。

以下は代表的なNG逆質問の例を示しています。

(1)特にありません。 (2)私は〇〇のような弱みがあります。大丈夫でしょうか? (3)ノルマが達成できなかったらどうなりますか? (4)5年目あたりの平均年収を教えていただけますか? (5)有給はどれくらいとれますか?

「時間をいただくのが申し訳ない」という理由で(1)のように回答する就活生がいますが、これはNG逆質問です。このように回答すると、企業の採用担当者は「この就活生は自社に興味がないんだな」と判断されます。きちんと会社について調べていれば、質問の1つや2つくらいは自然と浮かぶものです。

それに、普通の就活生は逆質問について何らかの質問を用意していることが普通なので、やはり入社意欲を疑われます。なので逆質問の際に「特にないです」と回答することはやめましょう。

(2)(3)の逆質問は、自分に自信がない人がする逆質問です。

就活生は面接の段階で、実際に仕事をしているわけではありません。また業務経験もないわけです。つまり即戦力という観点からは評価されておらず、将来性という観点で評価されています。

なので、自分に自信を無くす必要は全くありません。むしろこれから成長して会社で活躍する意思を見せることが重要なのです。なので、自信がないと思われる逆質問は避けましょう。

(4)と(5)の質問は、企業にとってマイナスの印象を与えかねません。給与を聞くことをマナー違反と考える企業もあります。また、有給ついて聞くことは「会社で働く意欲があるのか」「働くという自覚があるのか」と疑われかねません。なのでこのような逆質問も避けるべきです。

補足)自己PRの補足に使える逆質問例

逆質問は単に質問して情報を獲得するだけでなく、自己PRの補強に使うこともできます。実はj企業が逆質問の時間を就活生に与える一つとしても「逆質問の内容から入社の意欲を確認するため」という意図もあります。

面接官は就活生が何社も会社を受けていることを知っています。そんな状況の中で、どれだけ自分の会社に対して入社意欲があるのかを知りたいと考えているのです。

自己PRの補足のために、面接で聞くべき逆質問は次の通りです

(1)御社に入社するためには、どんな知識をつけるべきですか? (2)御社は今後、〇〇マーケットに海外進出をしていくと思うのですが、競合他社である〇〇社をどのように捉えていますか? (3)私の〇〇という強みで御社の〇〇に貢献できると考えているのですが、この考えに対してご意見いただけますか?

それぞれの質問の意図について説明しますね。

(1)の質問 は、企業に入社したいという自分の気持ちをアピールするためにする逆質問です。入社前に勉強して会社の役に立ちたいという気持ちをアピールすることができます。

(2)の質問は、「企業研究をしっかりおこなっている」と志望度が高いことをアピールできます。一般的な内容ではなく、企業研究をしているからこそ得ることができた情報を元に逆質問すると良いでしょう。

(3)の質問は、自分の強みと紐づけて逆質問をすることで、入社後のより具体的な貢献について考えていることを面接官に伝えることが出来ます。企業も具体的な活躍がイメージしやすく、内定に繋がる可能性も高まるでしょう。

いかかでしたでしょうか?

なかなか奥が深い逆質問。「もっと具体的な逆質問が知りたい!」という方はぜひ下の記事も呼んでくださいね。

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