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日揮_ES(2020卒_夏インターン)

日揮、2020卒_夏インターンの通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:夏インターン 職種:総合職

現在取り組んでいる研究テーマを教えてください。(400文字以内)

私の研究テーマは「固体酸化物形燃料電池(SOFC)空気極におけるCr被毒メカニズムの解明」である。SOFCはセラミックを用いた燃料電池であり、高温作動や高効率なエネルギー変換効率が特徴である。SOFCを高温で長時間運転すると、構成材として用いられるステンレス鋼からCrが揮発し、空気極にCr化合物として析出して、電極性能を劣化させることが知られている。この現象はCr被毒と呼ばれ、信頼性や安定性の面で問題となるが、未だその詳しいメカニズムは明らかでない。その理由として、実際の電極は構造が複雑で解析が難しいという問題があった。そこで私の研究では、実際の空気極をモデル化した電極を用いて、Cr被毒の詳細なメカニズムを検討することが目的である。モデル電極の導入により、詳細に電極を観察することが可能となり、放射光による高度な局所分析も行うことで、これまで報告されてこなかったCr被毒の形態を発見した。

あなたを自由に自己PRしてください。(400文字以内)

私の強みは「未知の領域にも積極的に挑戦できること」だ。学部3年時の冬に、アメリカのデンバーに約1週間滞在し、現地の大学や高校を訪問して、日本の文化や技術を発信するという企画に参加した。渡米前は、特別優れた英語力の無い自分にとって国際交流は無縁だと思っていた。しかし実際に海外に出てみると、会話では英語力よりも、会話を始める勇気や伝えようとする気持ちの方が大切だと感じた。同時に、会話を経験することで得られる情報や自信は、英語を使う大変さを忘れるほど価値があると気づいた。4年時には留学生に対して実験を教える機会があった。英語で何かを教えた経験はなく、意思疎通の面で苦労したこともあったが、自分の学びの機会だと捉えて、結果の考察や資料にまとめるところまで積極的にサポートした。今後も、自分にとって未知の領域に対してもまずはやってみることを意識して、挑戦する姿勢を持ち続けたい。

日揮の事業のうち、あなたの興味のあることはなんですか。(400文字以内)

貴社の事業で興味があるのは、エネルギーインフラ分野におけるEPC事業だ。私はエネルギー変換について研究しており、将来は社会基盤を支えるエネルギー事業に携わりたいと考えている。化石燃料は今後も主流のエネルギー源だと思うが、原油価格の変動やコスト競争の影響で、プラント業界にとって安定した受注を得るのは難しい現状だと感じる。また近年は、持続可能な社会の実現に向け環境対策も必要とされている。その中で貴社は、主事業のオイル&ガス分野での知見を活かし、残渣油を利用したIGCCやBOGの利用など、高い技術力を武器にインフラ分野への事業拡大を行っている。私は、他社との競合や環境対策の問題がある中で、高い付加価値を技術力で実現しようとする貴社の姿勢に魅力を感じた。中でも特に、材料選定に興味がある。その理由は自分の専攻に近い、腐食やイオン伝導に関して知識・関心があり、それらを活用できると感じたからだ。

学生時代にチームで活動した経験の中で、困難だったことと、それをどう乗り越えたかを教えてください。(400文字以内)

学部4年時に、半年間に渡って財務諸表の分析を行い、企業の成長戦略を考えるという講座に参加した。メンバーは6人で、私がリーダーを務めた。活動の中で困難だったことは、メンバー全員がチームの方針を納得して共有することだ。議論が中盤に差し掛かったところで、チームの方針に疑問や不安を持つメンバーが出てきた。私はその原因が、戦略の最終目標についての議論が不十分だったからだと考えた。私は一度議論を中断して、再度目標について話し合うことを決断した。最終発表が2か月後に迫っており、施策の検討の時間が不足するリスクはあったが、メンバー全員が納得して共有できる目標設定を優先するべきと判断し、一から議論し直すことにした。チームの方針が固まったことで、考慮すべき指標や集めるべきデータが明確になり、結果として効率的に議論を進んだ。そして最終発表では、メンバー全員が自信をもって自分たちの戦略を示すことが出来た。