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半導体エネルギー研究所(2020卒_本選考)

半導体エネルギー研究所、2020卒本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:総合職

現在取り組んでいる研究の詳細を記載してください。(500文字以内)

グラフェンという物質の中で最も電気と熱を伝えやすく2010年にノーベル物理学賞を受賞した物質の性質を研究しています。グラフェンは加えてダイヤモンドと同じ炭素で構成され金属よりも軽く、資源が豊富であるなど様々な利点があるため、リチウム電池や高速トランジスタ、ロケットの部品など幅広い分野での応用が期待されています。そのため、学部生の時は絶縁体でグラフェンを挟む工程により空気中へのグラフェンの露出を防ぐことで質の向上を試みました。しかし、湿度や温度、膜の濃度などの条件が少し変化しただけでも絶縁体で挟む工程の成功確率が変化したため、試行錯誤を重ね、毎日、結果を教授や先輩と議論することで条件を最適化しました。この成果として、性能が従来の10倍以上になることで6層グラフェンの細かい電子構造を世界で初めて観測しました。また、条件を最適化したことで初めは2ヶ月掛かっていたデバイス作製を現在では2週間程度で行えるようになり、修士となった今では更にグラフェンに超微細加工を施すという工程を加えて、世界で初めての方法での電子構造の解析を行っています。

志望動機(500文字以内)

大学内での合同説明会の時にお話を聞き、他の企業とは異なる、世界初の技術を開発し続けることで特許をとり、その技術を他の会社に使ってもらうことで利益を生んでいるという体制に興味を持ちました。私は大学までの研究の知識や経験、考え方を少しでもいかしながら仲間と協力しながら生きていきたいと思っています。そのため、御社の『世界初』の技術を発信できるように1人で黙々とやるのではなく研究から特許取得までを社内一体となって行っているという働き方もとても魅力的でした。また、説明会で説明されていた方が説明をしている時に御社で働いている誇りを持ちながら話されていると感じ、自分の仕事に誇りを持っているということは大変かもしれないが充実しながら働けているのだなと感じました。また、私は理論的に全て考えてからではなく、ざっくりとつかんだらまず実験しその後に試行錯誤することが多かったため、御社のOJTを採用しており現場で実際に体を動かしながら学べるという環境も魅力的に感じています。

自己PR(500文字以内)

サークルの会長から私は「軌道修正役」だと言われています。具体的には、私達の代は後輩を楽しませるため、伝統に捉われず既存のものより楽しませるために仲間と集まり積極的に行事内容を改良しました。議論では良い案も実現可能かどうかを見極める事が大切でありその指摘をするのが私の役目でした。その時は、論理的に筋道が立っているかを重視しました。また、合宿の班長として約20人の班員をまとめたときに時間が押したときは予定を変更し柔軟に軌道修正を行いました。また、私は1つのことに没頭し執念深くやり続けることが得意です。例えば、中学生からずっとテニスを続けており、特に高校生のテニス部では1年生の秋に1軍に昇格しその後も元から1軍だったメンバーに追いつくため、毎日朝練をして執念深く努力しました。その結果、最後の大会では団体戦のレギュラーに選ばれ福岡県大会で3位に入賞しました。この上達するまで改良しやり続ける能力は、大学の50名以上所属するテニスサークルの班長として後輩に合わせてテニスの指南時に初心者にわかりやすいか説明を工夫した時や、実験の半導体デバイスの質の向上させるために実験条件を最適化した時にも発揮しました。