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インターンはいつから?20卒就活生が教える、インターン選考突破の秘訣

就職活動の早期化が叫ばれる中、ますます参加が必須となってきた「インターン」。しかし、就活を始めたては、インターンに向けて何をするべきかわからないですよね。そこで今回は、インターンの開催時期や選考フロー、そして20卒就活生の清水さん(仮名)にインターン参加に向けた極意を聞きました。

インターンはいつから始まる?全体スケジュールの流れ

ではまずインターンとはいつから開催されるものなのでしょうか?。一般的な民間企業で行われるインターンには、夏、秋、冬と開催時期によって大きく3つに分けられます。そして時期によって、選考期間が設けられている。

ではインターンのスケジュールについて全体像をわかりやすくまとめたのが、以下の画像です。

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インターン/就活スケジュールの流れ

大きく流れを振り返ると、以下のようになります

▼夏インターン開催時期 5月~6月 夏インターンエントリー 6月~7月 夏インターン選考 8月~9月 夏インターン実施

▼秋・冬インターン開催時期 9月~10月  秋・冬インターンエントリー 10月~11月 秋・冬インターン選考 12月~1月  秋・冬インターン実施

サマーインターンの主たる開始時期は、8月~9月となっており、6月~7月にインターンの選考が集中するスケジュールとなっています。そのため、高倍率と言われる日系有名企業のインターン参加に当たっては、4月から5月に選考対策を行う必要があります。

一方で、秋・冬インターンについては12月から1月に開催が集中し、夏休み開けの9月から選考が開始するというスケジュールです。また秋インターンに限っては、9月~10月に選考、11月に開催されることも多いと言えます。また、秋・冬インターンになると、多くの学生の選考慣れが進み周囲の選考対策のレベルも向上することが想定されます。

従って、9月・10月から就職活動を始めた就活生は、グループディスカッション対策イベントへの参加や就活を始めた段階からES添削を受けるなど、一定の対策を行なった上でインターン選考に参加する。そしてサマーインターンから参加している就活生への遅れを取り戻す動きが必要となります。

ここまで一般的なインターンのスケジュールについて振り返りました。企業・社会理解を進めるためにもインターンの開催時期を知り、前もって対策しておくことが重要となります。しかし、一方でインターンに参加できる回数に限りがあるのも事実。つまり、インターンへの参加を自分のキャリア選択に最大限に活かすためには、インターンの取捨選択が必要となります。そこで、インターン参加を決める際に重要となる、インターンのコンテンツ種類について整理していきましょう。

▼企業が開催するインターンのコンテンツ内容とは? では企業が開催するインターンの内容にはどんな種類があるのでしょうか? 大きく分けてインターンのコンテンツ内容には以下の3種類があります。

① 業界・企業説明会型 インターンのタイプ1つ目は、業界・企業説明会型です。こちらは、業界や企業について理解を促すことを目的とした、説明会に近い形のコンテンツ内容です。業界の市場規模や企業の事業内容、また現役社員との座談会など、業界・企業のことを深く知ることができます。

このインターンの特徴は2つ。1点目は、あくまで説明会形式のため、選考がないor選考の倍率が低いこと。2点目は、1日2~3時間程度の時間で行われるため参加のハードルが低いことが特徴です。

ただデメリットとして、このタイプのインターンでは、企業の実務を元にしたワークがないケースも多い。そのため、「業界・企業の働き方を知る」「その企業における仕事が自分とあっているかどうかを確認する」目的で参加すると、自分の期待とずれる可能性があります。

② 実務体験(ワークショップ)型 インターンのタイプ2つ目は、実務体験型です。このタイプのインターンは、企業における業務を、仮体験できることが大きな魅力です。企業側の狙いとしては、業務の仮体験を通じて、明確な業務のイメージを学生に持ってもらい、企業と学生側のミスマッチを防ぐ。また、自社業務のやりがいや楽しさを体験してもらうこと。

ここで仮体験する業務の内容は、業界や企業によって様々です。ワーク内容の例として、素材メーカーでは、自社製品の営業戦略を立てる。コンサルでは、仮想のクライアントに対して、経営再建戦略を作り、プレゼン式で提案するといった内容となります。

「企業の実務への理解を深めたい」「業界/企業の仕事が自分とあっているか確かめたい」そんな就活生の方にはおすすめのインターンと言えます。

③ 新規事業立案型 インターンのタイプ3つ目は、新規事業立案型となります。こちらは、「この市場における新規事業を考えよ」「自社リソースを使った新規事業を考えよ」といったテーマが課されます。

このインターンのメリットは、「企業における働き方を知れること」に加え、ビジネスにおける考え方など大きく自分を成長させる機会が得られるという点です。

例えば、新規事業を考える上ではビジネスモデルの妥当性や新規性、市場の整腸性、自社の強みなど様々な論点を考える必要があります。つまり、ビジネスにおいて重要なポイントを網羅的に知るチャンスです。

またこうした新規事業立案型のインターンでは、企業の事業部長や役員クラスなど会社のトップが同席するケースが多く、学生生活では接点のない超一流の社会人と接する機会が多く与えられることもメリットの1つ。

デメリットとしては、内容自体がかなり高度なため、求められる能力水準が高い点が挙げられます。また企業の狙いとしても、優秀な学生層と接触し自社の採用につなげるなど、内定や本選考にも直結する可能性が高いと言えます。

インターン選考は想像以上に厳しい。「本選考より難しい」と言われるケースも。

ここまではインターンのタイプについて解説しました。インターンには様々な形式があり、それぞれに大きなメリットがあるとなんとなくお分かり頂けたと思います。

しかし、「こうしたインターンは受ければ誰でも参加できる」といった訳ではありません。

では、インターンを受ける上での超重要なポイントとはなんでしょうか?そして、インターン選考を突破するためのポイントは何か?これらについて、20卒の先輩就活生、清水さん(仮名)にインターンについて聞きました。

清水さんは、有名ITベンチャーそして人材最大手の企業から内定を得た、トップ就活生。ぜひ参考にして下さい。

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インターンシップはいつから?参加前に気をつけるべき重要ポイント

ー清水さん、本日はよろしくお願い致します。早速ですが、清水さんは大学生のいつからインターンを受け始めたのですか?

清水:私がインターンシップを受け始めたのは、大学3年生(2018年)の5月。サマーインターンの時期から就職活動を始めました。同期と比べると少し早いスタートだったと思います。

ーサマーインターンでは、具体的にどんな業界を受けていたのですか?

清水:主に、外資コンサル、総合商社、またコンサル、金融・証券など幅広い業界の大手企業を10社くらい受けました。

結果として、外資コンサル1社、証券業界大手1社、大手金融機関1社のサマーインターンに参加しました。

ーかなり幅広い業界のサマーインターンを受け、インターン参加実績も十分ですね。清水さんはインターンの初期段階で大きな実績を作られたかと思います。これからインターンを受け始める就活生に向けて、何かアドバイスなどはありますか?

清水:アドバイスとしては2つありますね。1点目は、「本選考を見越してインターンを受ける」ことです。これは何かというと、超有名企業や難関企業へのインターン参加経験は、就活生にとって"実績"となります。このインターン参加実績が、自分の優秀さを企業側に示す根拠となります。

ー単純に、難関・超有名企業へのインターン参加経験を持っていると本選考以降の就活でも有利になるといったイメージですか?

清水:そうですね。最終的な就職先は個人的な思いから人材大手に決めました。ですが、夏以降のインターン選考や本選考の過程で「難関企業へのインターン参加実績」そして「様々な業界を見た上で、この業界を選んだ」といったスタンスは一定評価されたと思います。具体的にいうとインターン選考の面接で「どこのインターンに参加しましたか?」と聞かれることは多いですね。

そしてインターンを受ける上でのアドバイス2点目は、「幅広い業界・企業のインターンを受けて、体感する」こと。その理由として、選考対策といった実利的な部分。こちらに加えて、自分が納得の行く就活を終えるために必要な過程と思うからです。

選考対策といった視点だと、本選考で必ず聞かれる志望動機では「なぜこの業界なのか?」「なぜ業界の中でも弊社を選んだか?」といった論点が問われます。その際に、「他の業界のインターンに参加した上で、〇〇という理由でこの業界を選択した」といったロジックは大きな説得力を持ちます。

ー「なんとなくかっこいい」とか「私はこの業界企業じゃないとだめだ」といった盲目的な就活生よりも、他の業界を比較検討し、明確な理由を持って業界を選択した就活生の方が「自社に対する志望度」が高いように見えますよね。

清水:大学の先輩から就職活動の話を聞いていて、よく聞く点が「御社の業界、企業を志望する理由なんてない」といった愚痴でした笑。なので、自分のキャリアのためにも選考対策のためにも、幅広い業界は受けておくべきですね。

とはいえ、幅広い業界かつトップ企業のインターンばかり受けることも危険だと思っていて。体感的ではありますが、外資コンサル、外銀はインターンの参加倍率は100倍以上になります。また、超有名日系企業のインターンだと「インターン選考は本選考より難しい」と聞きます。

だからこそ、「業界・企業を知る」という意味では「1dayインターン」など幅広い学生に門戸が開かれているインターンにも参加してみるべきです。

ーインターンに参加して、企業との接点を作らないと、業界研究や自己理解もなかなか深まりづらいと。ここで多くの就活生が気になるポイントは、「どうすればインターン選考を通過、インターンに参加できるの?」といった点だと思います。

このインターン選考を通過するための秘訣について教えて下さい。

インターンシップ選考突破の極意!早期から、面接とGDを対策できるかどうか

清水:それで言うと、いかに早い段階でGDと面接への慣れを作るかが重要なポイントとかと思います。感覚的ではありますが、インターン選考段階では、多くの就活生が面接とGDへの対策が不十分な就活生は多いと思っていて。

インターン選考といえば、各々の企業で、書類(=エントリーシート)選考、Webテスト、グループディスカッション、グループディスカッション、面接といったフローがあります。

しかし、おそらくインターン選考フローの初期段階であるES、Webテストはおそらく周りと差がつきにくい部分だと思います。なぜなら、ESはオンライン上の情報で一定対策を積み、誰もが質の高いESを作れる。またWebテストは、中高の勉強などでカバーできる内容と思っています。

と考えると、GD、面接が圧倒的に差がつきやすいですね。また、本選考の時期になってもGDや面接は、本選考解禁以降でも十分な対策できていない学生は多い。つまり、早い段階でGDと面接への慣れを作れれば、周りの就活生に大きな差をつけられると思います。

ー清水さんは、どのようにGDと面接対策を進めていったのでしょうか?

清水:GDに関して言うと2つですね。1点目は、役割分担や時間配分などGDにおけるグラウンドルールを理解すること。グループディスカッションにはそもそもどんな役割があるか、そして目立ちやすい振るまい方や言動をまず知る。

その上で自分はどんな役回りを担うか、またどんな役割が得意か、これを逆算した上で就活イベントや選考で経験を積むことが重要となります。

2点目は、議論の進め方について型を知ることです。グループディスカッションでは「無人島に何か一つ持っていくとしたら?」「東京都への観光客数を増やすには?」といった抽象的なお題が挙げられます。

パッとこうしたお題を与えられても、どう考えれば良いかイメージしづらいですよね。しかし、こうしたGDのお題には、数学の公式に近い解き方があります。

その解き方は、以下の流れでGDを進めること。 議論の前提整理→意思決定の軸設定→最終的な結論を出す

このような型を事前に勉強しておけば、議論の質や全体の流れを掴みやすくなるでしょう。

こうした事前知識を積んでおき、就活イベントや選考にのぞみ経験を積むだけで、大きな差がつくと思います。

ーではインターン選考の面接対策方法について教えて下さい。

清水:大前提としてインターン選考の面接は、「入社するかどうか」を見極める場ではないため、「入社」や深いレベルの業界研究を前提とした回答は求められないように感じます。

その上で、面接対策の部分だと、重要なポイントは2つですね。

1点目は、学生時代の経験をスラスラと伝えられるレベルにすること。学生時代どんな活動に取り組んでいたのか、そしてその経験の中でぶつかった課題、その課題をどう乗り越えたか、これらのポイントを抑えた話し方ができることが重要です。

2点目は、この業界や企業のインターンシップに興味を持った理由を述べられること。どうしてインターンシップに参加したいと思ったか、どんな理由で興味を持ったのか、こちらはインターン選考の面接でも聞かれることが多かった質問でした。

ー具体的にどう、インターンシップに興味を持った理由を伝えていたのですか?

清水:例えば、コンサルのインターンシップ選考面接では「最終的に自分は経営者のようなキャリアを歩みたい。だからこそ、若いうちから大企業の経営層を相手に事業戦略や経営判断をサポートできるコンサルに興味を持った」など。

こうした自分が歩みたいキャリアから逆算し、業界に対する興味を理由づけできると説得力のあるインターン参加理由となると思います。

ー清水さん、ありがとうございました。今回はインターンの開催時期から、20卒内定者のインタビューを通じて、インターン参加にあたるポイントや選考対策の重要点をお伝えしました。インターン参加にあたり、ぜひご参考にして下さいね。

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