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サマーインターンは「ポートフォリオ」を組んで受けよ【トップ内定者に訊く、20卒向け就活必勝法】

今回は、18卒(2018年3月卒業)の先輩に、就活初期の学生が気をつけるべきことを伺いました!お話を聞いた長嶋さん(仮名)は、外資系企業・商社・不動産などから内定を得た就活エリート。その就活必勝法を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

サマーインターン開催間近!先輩の就活テクニックとは?

新年気分に浮かれていたら、気づけばもう4月。情報解禁まで1年を切りました。

先輩は「就活解禁」で、開催が加熱する説明会やエントリーに追われる時期。 サマーインターンの選考開催もすでに始まっている企業もちらほら。 しかし、皆さんも遊んではいられません。5,6月開催のサマーインターン選考に向けて、選考準備や業界研究を始めている人も増え始めました。

でも、皆さんは「就活って何をしたらいいの?」という人が多いのでは。

そこで今回は、18卒(2018年3月卒業)の先輩に、就活初期の学生が開催直前に気をつけるべきことを伺いました!

今回お話を聞いた長嶋さん(仮名)は、外資系企業・商社・不動産・ベンチャーなどから内定を得た就活エリート。

その就活必勝法を、ぜひ参考にしてみてくださいね。

サマーインターンを受けるのは当たり前。

---いよいよ20卒の方法解禁や選考会が開催されるようとしています。そこで、長嶋さんには是非「この時期の就活生がやるべきこと」をお伺いしたいなと思います。

長嶋さんはどんなことに気をつけていましたか?

長嶋:まず大前提になるのは「サマーインターンには行こう!」ということですね。

でも、おそらく「サマーインターンは重要だ」というのは、就活生にとっては常識になりつつありますよね? 口コミやメディアでも、その重要性は語られていると思うので、今回はお話ししなくてもよいのかなと。

せっかくなので、そういった一般論ではなく、僕自身が注意してきたことをお話しできたらと思います。

---心遣い、ありがとうございます。 それでこそ「トップ層」に話を聞く甲斐がありますからね。

では一体、どんなところに注意してきたのでしょうか?

長嶋:一つお話したいのは、サマーインターンは「ポートフォリオを組んで受ける」ということです。

---「ポートフォリオ」とはどういうことでしょうか。

長嶋:簡単に言ってしまえば、「幅広く受けろ」ということなんですけど(笑)

僕は日系メーカーへの就職を決めましたが、インターンの時期では外資系投資銀行・コンサルティングファーム・商社・メガバンク・メガベンチャー・小規模のベンチャーなど、あらゆる業界の選考を受けていました。

ー幅広く受けていったと。それはなぜですか?

長嶋:理由は2点あって。

一つ目は、まずは色んな業界を幅広く見ておくべきだなと思ったからです。

僕自身「この業界・企業に行きたい」というものは無かったので、色んなサマーインターンに参加して、業界を知って、社員と会って、自分に合う業界を探そうと。

とはいえ「様々な業界を知るために、色んなインターンに行こう」「インターンで本当に自分に合う企業を見つけよう」というのは、割と良く耳にする話だと思います。

僕の中ではもう一つの理由が最重要。僕も先輩から話を聞いて、すごく意識をしていたことなんですけど。

本命企業に受かるために「興味のない会社」も受ける

---それは一体どんなことでしょう?

長嶋:それは「本命企業の選考に受かるために、戦略的に他のインターンも参加しろ」ということです。

私は当時、ベンチャー系の企業に興味がなかったのですが、ベンチャーの選考も受けて良かったです。

また、その先輩からの受け売りになってしまいますが、「色んな業界のインターンに行ったこと」が、就活においては大きな武器になるんですね。

例えば、本選考の場でよく聞かれる「志望動機」。「なぜ銀行を志望しているのですか」なんてことが聞かれるわけです。

それに対して、例えば「業務を通じて企業を支えていきたいから」と答えると「それってコンサルティング業界でもできますよね?」という深掘りをされる、なんていうのが、選考で「よくある面接」です(笑)

そこで「コンサルではダメな理由」や「銀行だからこそ良い理由」を話して、面接官に納得をしてもらう必要がある。

その時に大きな武器の一つになるのが「インターンに参加した経験・実績」なんです。

---なるほど。

長嶋:コンサルのインターンに行っていれば、コンサルの業務内容についてはなんとなく理解ができるし、インターンを通じて、社員の雰囲気・社風なども理解できる。

そういった知見によって「ある程度」ではありますが、「○○業界じゃない理由」に、よりリアル感を持たせて話すことができるようになるわけです。

「業界分析をして考えた」よりも「インターンで実際に触れてみた」の方が説得力があるのは間違い無いですからね。

---インターンの経験を活かして「志望動機」について論理武装していくと...。

長嶋:また「様々な業界に触れ」「比較検討し」「自分に合ったものを見つける」というフローを取っている人は、人事から「優秀だ」と評価されやすいようですし、実際に優秀な人が多いように感じます。

自分の頭の中の考えだけで「ここだ!」で決める人よりも、「情報を得て、その情報を取捨選択し、決める」という思考プロセスを持っている人の方が、仕事でも活躍できるというのは、何となく想像がつきますよね?

「この学生は情報収集が少なく、偏った思考をしているな」と思われないためにも「幅広いインターンの実績」が武器になるんです。

---なるほど...。打算的というか、戦略的というか、そこまで考えて情報を取得して就活するんだなと...(笑)

長嶋:今回は、あえて「就活テク」として2点目を強調しましたが、もちろん、自分のキャリアのために幅広い業界を見て、納得感のある選択をするのはすごく重要だと思います。

自らのキャリアの観点、就活テクのような観点両方を含めた上で、サマーインターンに挑んで欲しいですね。

---ありがとうございました。

次回のテーマは「どれくらいエントリーすればいいの?」 「できるだけたくさん『お祈り』されるべし」と語る長嶋さんの真意とは?