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成長したければ「世界の落下方向」を選べ!社会トレンドや変化を捉えたキャリア選択

今回お話を伺ったのは、急成長サービス「Relux」を運営する株式会社Loco Partners代表取締役社長の篠塚孝哉(しのづか・たかや)さん。今回篠塚さんにお伺いしたのは、就活前に知っておくべき社会のトレンドや変化を想定したキャリアの選び方。様々な経験をされてきた篠塚さんだからこその、社会の見方とは、どんなものなのでしょうか?[Sponsored by Loco Partners]

就活にあたって理解しておくべき「社会の変化」

---本日はよろしくお願いいたします。Loco Partnersといえば、一流ホテル・旅館の宿泊予約サービス「Relux」がすごく注目されていますよね。就活生の中でも、使ったことがある人もいるかもしれません。

今これほど注目されているのは、なぜなのでしょうか?

篠塚:就活生の間では余り知られていないサービスかもしれませんが(笑)

社会人、特に30歳〜においては、かなりの認知度になってきたように思います。認知されたのは、カスタマーの方々によりご満足いただけるサービスを作るべく、全社一丸となって日々改善の努力をしてきたからということが言えます。

私たちは2013年3月にサービスを開始しましたが、業界では最後発でした。すでに宿泊業界には大きなプレーヤーが多くいましたが、オンライン旅行市場が急速で成長していたこともあり、その業界に挑戦してみようと。

その結果、2017年10月に会員数が100万人を突破し、サービスを開始してから年率250%前後で成長を続けています。

このような成長を続けられた裏側には、一つの考え方があります。それは「世界は落下している」ということ。これを今回ぜひ、就活生の皆さんにお伝えしたいと考えています。

就活生の皆さんは、これから社会に出るために企業研究、エントリーシート、面接などを経て、自分のファーストキャリアを選ばれると思います。これからお話しすることは、会社選びに大切なポイントでもあるので、ぜひ就職活動の参考にしてみてください。

---「世界は落下している」ですか。それはどういったことで、なぜそれを考える必要があるのでしょうか?

篠塚:まず前提として知っておいて頂きたいのは、ファーストキャリアは必ず「成長しているマーケットや会社」を選ぶべきだということ。よくある「大企業へ行くか、ベンチャーへ行くか」という企業サイズの大小は、あまり関係ないと考えています。

その一番大きな理由は、衰退産業や衰退している会社では機会が制限されてしまうから。機会に恵まれなければ、自身の成長幅もどうしても狭まってしまいます。これは企業の大小に関係なく当てはまります。

成長している産業や会社にいれば、多くの変化と対峙することになります。自身も多くの機会に恵まれる、あるいは自身で何かを創り出すという経験をすることになるので、成長速度が圧倒的に速くなります。もちろん多くの変化にぶつかることで、苦しいシーンもありますが、多くの達成感を味わうこともできるでしょう。

また、冒頭にも申し上げましたが「世界は落下している」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

私がリクルートで働いていた時に教えてもらった言葉です。通常、成長市場というのは右肩あがりに成長していくようなイメージをすると思いますが、実はこれは重力に引っ張られて、一直線にある方向へ向かって落下していると考えたほうがわかりやすいものです。

つまり、マーケットやテクノロジーの進化というものは、必ずあるべき方向へ進むということです。それと同時によく起こるのは、落下を必死に止めようと抵抗する動きですが、重力は不可抗力。最終的にはあるべき方向へと落下していくのです。

例えばですが「シェアビジネス」という領域が、数年前から物凄いスピードで進歩しています。

民泊プラットフォーム「Airbnb」は、シェアビジネスの代表格で世界的にも有名ですね。Airbnbの台頭で法人が提供していたサービスを個人が提供するようになりました。各国では反対運動も起こっていますが、その成長は止めることはできません。日本では法律も施行され、今年からはさらに注目がされるでしょう。

タクシーサービス「Uber」「滴滴出行」「Lyft」なども同様のシェアビジネスを展開しており、一般人が自分の空き時間と自家用車を使って、お客さんを運ぶことのできる仕組みを構築しました。これもまた世界各国で反対運動が盛んに行われましたが、結果的にシェアはひたすらに拡大しています。

このように「シェアビジネス」の市場が拡大しており、代替されるサービスはどんどん淘汰されはじめています。

これまで既得権益者が一生懸命流れを止めようという動きをしたところで、物凄い勢いで真っ逆さまに落ちているため、カスタマーが求めているものは変えられません。すなわち、その先にあるのが落下する方向です。

シェアビジネスの他にも、決済手段の変化や、車や自転車のライドシェア領域、自動運転車、仮想通貨、コマース領域のCtoC化、宇宙ビジネス、AIによる自動化、スマートスピーカー、AR/VRなど映像革命など、今後必ず社会に大きな変革を起こすといわれている領域はたくさんあります。そしてその1つが、私たちが挑戦している宿泊予約マーケットの変化です。

就職先という観点でいえば、あとは単純に、世界の落下方向を選べば良いのです。落下せず、抵抗している業界に入ってしまった場合、なかなかこれは一人の力では太刀打ちできません。挑戦したり、成長したりする環境は、落下している業界に比べて限りなく少ないかと思います。

変革する社会における、Loco Partnersの魅力とは

---ではReluxというサービスも、そういった「落下方向」を捉えて、成長しているということですしょうか?

篠塚:私たちがReluxというサービスを通じて行なっているオンライン旅行代理業においては、「オフラインから、オンラインへ」「旅行体験価値の向上」と呼ばれる変化が起こっています。

Reluxは、そういった時代変化を意識してきたからこそ成長してきたサービスだと考えています。

---順番にご説明いただいてもよろしいでしょうか。

篠塚:1つ目の観点はわかりやすいと思いますが、旅行代理店のサービス提供方法が「オフラインからオンラインへ」変化してきているということです。

皆さまの年齢だと「オンラインでの旅行予約」は当然に思われるかもしれませんが、オンラインで行われているのはまだまだ20%前後。80%は旅行代理店窓口やパンフレットなど、オフラインで予約されています。

「旅行代理店」というビジネスが始まったのは100年前ほど前からです。昔はインターネットもなかったので、旅先を探そうとしたら、それを専門に取り扱っている会社から情報を得る必要がありました。まだ個人で旅行に行くよりも、団体ツアーが人気だった時代です。

その後、紙媒体の旅行情報誌の登場によって、旅行代理店に相談しなくても個人で情報を手に入れることができるようになり、団体ツアーから個人ツアーへとシフトする旅行者が増えていきました。

そして、インターネットの発展とともに、個人が簡単に旅行の情報を集められる時代がやってきました。個人ツアーの人気が高まっていた背景もあり、私が前職で携わっていた「じゃらんnet」のようなオンラインの旅行代理店が急速に広まりました。

旅行が以前にも増して身近な体験となり、さらに手軽に予約までできるようになりました。今では、オンラインだけではなく「Relux」のようにスマートフォンのアプリで旅先の検索から予約まで気軽に完結できることを好む方が多い傾向があります。

現在日本の旅行市場規模は約15兆円と言われていて、今後も大きく変化することはありません。[1]

その中で予約方法は引き続きオフラインの市場が縮小し、オンライン市場は拡大してくるでしょう。

オンライン旅行市場規模は現在で4兆円、2020年には6兆円にまで成長すると言われています。[2]

これが「オフラインからオンラインへの変化」です。私たちがいま戦っているオンライン旅行市場には、大きなチャンスが広がっているとみています。

「満足度の高い体験」に価値を置いた、Reluxの魅力

---もう一つの「旅行体験価値の向上」とはどういうことでしょうか?

篠塚:近年「コト消費」として表現されるように、価格に対して得られる体験の質や満足度が重視されるようになっています。

「Relux」を作る際に原点となったのは、従来の旅行代理店に対する課題感です。もっと旅行者が満足できるサービスの形があると考えました。 私たちが目指しているのは「100%カスタマーオリエンテッド」な旅行代理店です。

---「カスタマーオリエンテッド」とはどういう状態を指しているのですか?

篠塚:サービスを考える際に、カスタマーである旅行者に対する提供価値を軸に置くという考え方です。

旅行代理店の仕事は、宿泊施設と旅行者をつなぐことですが「クライアントオリエンテッド」が業界の主流としてありました。

例えば、条件を入力して検索した場合も宿泊者の満足度に関係なく、広告費率やその他の工夫によって宿泊施設が検索結果の上位に表示されるといった状況です。

そのため、カスタマーの希望ではなく、クライアントの集客戦略の良し悪しが優先されて表示、なかなか希望の施設とはマッチングしないのではないかという疑義がありました。

また、情報検索だけでなはく「Relux」のデザインにもこだわることでカスタマーが眺めているだけで旅行気分を楽しんでいただけるような工夫もしています。例えば、写真に一定の基準を設けて掲載したり、施設の紹介文を統一すべく社内で編集部を設けたりなどですね。

そうすることで、安心してReluxで旅先を探し、満足度の高い宿泊を体験できる。「カスタマーオリエンテッド」だからこそ、実現できることだと考えています。

---そういった状況を変えるために「Relux」が生まれたのですね。

篠塚:そうですね。私たちは旅行をより良くしていくために、カスタマーオリエンテッドな目線から宿泊予約サービス「Relux」を創りました。

「Relux」はカスタマーに心から満足いただくために、年間100泊以上している審査委員会が本当にお薦めできる宿泊施設のみを厳選してご紹介しています。宿泊施設からの広告は一切受け付けず、全てを編集チームの権限で発信しています。

メールマガジンや、検索結果の順位などにおいても、広告はありません。そのため、Reluxカスタマーの希望に合うホテルや旅館を純粋に紹介することができています。

そして、Reluxコンシェルジュという旅行相談窓口を設けて、電話やメール、LINEなどでコミュニケーションを可能にし、オンラインでも「おもてなし」の感じられるサービスを実現しました。

コンシェルジュデスクでは、旅行相談を受けてから1件1件人力で提案をしているので、効率は良くありませんが、1人ひとりの旅行をより良いものにするという目的のために、効率を度外視してサービスを提供している部分でもあります。

このように「体験の価値」に重きをおいて運営してきた結果、非常に多くの方々に支持をいただいており、年率およそ250%の成長率を維持することができています。

旅行の価値をさらに高める、LocoPartnersの取り組み

---まさに、「オフラインからオンライン」「体験価値の向上」という時流、社会のニーズを捉えて成長しているわけですね。今年からReluxも民泊に参入予定ですが、それはどのような狙いなのでしょうか。

篠塚:先ほどの「体験価値の向上」に少し近い内容でもありますが、「ホテルではない泊まれる施設

Unhotel」という体験が、世界でも急速に広がっています。「民泊」として今注目されている家屋に泊まるという体験もこの一つです。

その他、アウトドアで自然を楽しみながらも、従来のキャンプにあったテントや食事の用意がいらない「贅沢なキャンプ」として親しまれている「グランピング」や洞窟や刑務所に宿泊する、など宿泊施設のバリエーションが増えてきたことで、ユニークな体験ができる旅行が増えてきています。

これまでは、特にツアーなどでは観光地へ行くための旅行がメジャーでしたが、もっと幅広くいろんな体験を楽しむことができるのが「Unhotel」の魅力です。

そういった魅力的な体験を紹介することで、「旅行」をもっと楽しいものにしていきたいと考えています。

---なるほど。「Unhotel」という選択肢によって、体験価値の向上を図っていく、というのがReluxの今後の姿というわけですね。

篠塚:そうですね。地域の魅力を発信し、旅先を探す「旅マエ」を楽しくする。そして、そこに行った方には満足度の高い宿泊を体験していただく、そうすることでまた旅に出たくなる「旅アト」の楽しみも感じてもらう。

私たちがミッションに掲げている「つながりをふやす」とはこのようなつながりをより多く創りだすことです。

この記事を読んでいる皆さんの中で、これから間違いなく成長する領域で活躍したいという強い気持ちを持つ方、私たちのビジョンに共感し旅行を通じて豊かな社会を築きたいという方は、ぜひLoco Partnersという会社を選択肢に入れてみて欲しいと思います。

---本日はありがとうございました。