そもそも就活の軸は何のために考えるのか
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就活の軸は本選考だけではなく、インターンにおいても面接等で聞かれることが多い質問ですが、 就活生にとっては企業との面接で話せるだけではなく、いくつか重要な目的があります。
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一般的に就活の軸は、自己分析を通じて、 やりがいや自分自身が大切にしたい価値観などを明らかにし、 そこからいくつか決めていくことが多いと思います。
大きく、就活の軸を明確にする理由は以下の2つです。
・就活の軸を考えることで、企業に入った後のギャップが減らせる可能性がある。 ・就活の軸を考えることで、効率的に就職活動を進めることができる。
以下で、より具体的に解説をしていきます。
企業に入った後のギャップが減らせる可能性がある。
2016年の調査によると、就職活動をやり直したいと考えている若手社員は全体の約50% (若手社会人就労意識ギャップ調査報告書2016)
このうちの多くの社会人は、自己分析が不十分だったことを 就職活動をやり直したいと考えている原因だと考えています。
入社してからの後悔を100%無くせる訳ではありませんが、 自己分析を通じて、就活の軸を明確にしておくことで 働いてからのギャップを減らすことはできるはずです。
特にエントリーシートに書いたり、 企業との面接で話すような内容だけではなく、 本当に自分にとって何が必要なのかを考えることがとても重要。
実は企業ブランドが大切だと思っていたり、 転勤がない仕事がしたいと思っていたり。
ポジティブなところだけではなくて、 ネガティブなことまで就活の軸として明確にしておくことで 入ってから、こうじゃなかったということは少なくなります。
効率的に就職活動を進めることができる。
就職活動では、複数社、場合によっては数十社に志望し、エントリーする学生もいるはず。 こうなると多くの企業にエントリーシートを提出する必要があります。
エントリーシートは1つの企業に対して 場合によっては1,000-2,000文字の文量になることもあり これが積み重なってくるとかなり大変ですよね。
さらに、エントリーシートでの選考に通過すると、次は面接。 一部の企業ではスカイプ面接などで実施されていますが、 対面で面接する企業がまだまだ多いのが現状。
1企業の選考を受けるのでも、結構な労力が必要になります。 だからこそ、企業の選考のエントリーシート、面接において よく聞かれるものは、明確にしておくのがいいですね。
志望動機に近いものとして、面接時に企業から聞かれることの多い、 就活の軸以外にも、頑張ったことや、挫折経験など。
このあたりは整理しておくことで、 就職活動を効率的に進めることができるはずです。
実際に就職活動を終えた学生に聞いた、就活の軸
ここからは実際の就職活動を終えた2人に、 就活の軸について、インタビューをしていきます。
就活の軸【林原さん、関東国立大学、理系】
ー林原さん、よろしくお願いいたします。
red林原さん(以下、林原):よろしくお願いいたします。
ー就活を終えたとのことですが、どこの企業に就職されるのですか?
red林原:不動産領域で事業を行なっているベンチャー企業です。 規模としてはまだ、200名ほどでセールス担当として入社することになると思います。
ーちなみに大学はどこですか?
red林原:大学は関東にある国立大学です。 専攻は理数系なので、結構、院進学する同期が多いですね。
ー就活の軸はどのように形成していったのでしょうか?
red林原:就活の軸をお答えする前に、私は実は、就職活動自体を2回しています。
2回目の就活においては、事業開発ができるポジションに行きたいなと考えていました。 何かを作る経験、特に仲間と一緒に何かを作り上げているときに もっともやりがいを感じることができたなと思っていたので。
さらにそれだけではなく、熱い人たちが働いているかも重要だと思いました。 言い換えると当事者意識ですね。
ーなるほど、就活の軸は、「事業開発ができる企業」「当事者意識のある企業」ということですね。【作る】という経験は実際にどんなものだったのでしょうか?
red林原:大学祭の実行委員会だったので、装飾やパンフレットを作ることをしていたのと 小さな会社でインターンをしていて、そのときに問題集だったり、社内システムを開発したり。
ー「当事者意識のある企業」という就活の軸が生まれた背景である【仲間と一緒に】という経験は実際にどんなものだったのでしょうか?
red林原:大学祭の実行委員会もそうですし、18卒の就活が終わったあとに NPO団体の運営に関わって、新しい組織を作って目標を追っていたんですよね。
そのときにコミュニティや、所属している組織、さらには社会に対して 価値のあるものを作りたいと思うようになりました。
同じ方向に向かって、協働することで人との繋がりを強く感じる瞬間だったなと思います。
ー上記のことが就活の軸として明確になったときに、 志望先としてご自分ではどんな業界や企業がいいと思ったのでしょうか?
red林原:業界でいうと、メーカーやデベロッパー、ゲーム会社という企業群がいいと思いました。 ただ、そこからさらに就活の軸とまではいきませんが、 他に何が重要なのかを考えたときに、 自分は希少価値の高い人間になりたいなと思いました。
なので、早いうちから自分で意思決定できるような仕事がしたいと。 そう考えると、就職を決めた不動産系のベンチャー企業がいいなと思いましたね。
ー最初に就職活動をされたときには、どんな企業を受けていたのですか?
red林原:実は企業から内定までもらっていました。
ーなるほど、辞退したということですかね。
red林原:そうですね、4年の夏に内定先企業を辞退しました。 とても大きなシステム系の企業で、 国の案件などを担当することも多く、知名度、事業規模で言ったら 日本でトップクラスの企業だと思います。
ーなぜ辞退したのでしょうか?
red林原:就活の軸を考え直したからですね。 4年生になってから、自分の大学以外の学生と関わる機会が増えました。 まず、そこで自分と関わる学生たちがとても優秀で。 そして彼ら、彼女らの新卒としてのキャリアはベンチャー企業が多かった。
1回目の就職活動では、自分はベンチャー企業を一切見ていなかったので 本当にそれでよかったのだっけ?と思いました。
実は内定者交流会が春から夏にかけてのタイミングであって たくさんの内定者と話す機会があったのですが、 自分にとって、一緒に働きたいと思えるのは ベンチャーに就職を決めている学生の方でした。
感覚的になってしまうのですが、 自分の人生について、きちんと考えている感じがしましたね。
ーなるほど、それで就活の軸を再度見直したのですね。
就活の軸【佐竹さん、国立大学、文系】
ー佐竹さん、よろしくお願いいたします。
red佐竹さん(以下、佐竹):よろしくお願いいたします。
ー佐竹さんは、どこに就職されるのでしょうか。また就活の軸も教えてください。
red佐竹:自分は外資系の大手企業に就職します。 就活の軸として、早くから特定の領域で キャリアを積み上げていきたいと思っていたので、 選考の段階で職種がある程度決まっているような、 外資系をメインに志望していました。 マーケティング系の仕事をするところに就職します。
ー結構、珍しい就活の軸ですよね。なぜ、その思考になったのでしょうか?
red佐竹:就活の軸を考えたのは、結構単純で、1つのことを突き詰めていくのが好きなんです。 大学1年のときから、社会学の分野で200冊以上の本を読んで 論文的なものを執筆したりしていて。
ー研究をしていたところから、ビジネス、しかも、マーケティングを突き詰めようと考えたのはなぜですか?
red佐竹:特にマーケティングの領域に対して興味を持ったのは インターンでの経験を通してですね。
大手広告代理店のサマーインターンに参加したのですが、 そのときにマーケティングというものに初めて触れました。
ビジネス自体のことと、消費者心理を考えることを ひたすらやり続けた時間でした。それが自分が研究をしていたときのように楽しくて。
自分の研究をしているときには、これが社会のためになるのか? という疑問を常に抱えているような状態だったのですが、 ビジネスで役に立たないことはないなとも、同時に思いました。
インターンに参加して以降、他の職種への興味などは湧かなかったのですか?
佐竹:湧かなかったというか、マーケティングを真剣に考えたら、 ビジネス全体のことを考えないといけないと思っているので。 あまり、マーケ、営業などのように分けては考えていないですね。 商品がどうやってできているのかとか、 消費者のところに、どのような流れで商品が届くのかとか。 テレビCMや広告のような分かりやすいことだけではなくて、 商品を届けるところ全てに関われるようになりたいですね。
ーなるほど、ありがとうございました!