【証券業界】志望動機を書く際に必ず押さえたいポイント
証券業界への志望動機を書く上で、必ず満たすべきポイントや観点が、3点あります。ポイントとしては、業界に対する志望理由を入れること、熱意をアピールすること、他の就活生との差別化を考えることの3点です。
志望動機のポイント① 証券業界を志した理由を明確に 証券業界への志望動機を書く上で満たすべきポイントの1点目は、証券業界に対する志望動機を入れることです。応募する企業への高い志望度をアピールする、より明確な志望動機を書く必要があるためです。
具体的には、経済関連分野への興味を示すことが挙げられます。証券業界では常に最新の時事ニュースを捉えることや、数字に対する知識が必要であるからです。
また他の具体例として、自らの人間力の高さを活かせる点を示すことも挙げられます。証券業界ではメーカーとは異なり形のない商品を売ることから、より社員の人間力が問われるため。このように志望動機には、証券業界に対する志望度の高さをアピールする要素を入れて下さい。
志望動機のポイント② 向上心の高さ・熱意を徹底的にアピール 証券業界への志望動機を書く上で満たすべきポイントの2点目は、熱意をアピールすることです。証券業界は他の業界と比較して、向上心の高い貪欲な人材を求める傾向が強いためです。
証券会社の業務は過酷なため、強い心の持ち主を求めるとも言われます。志望動機に含めるべき具体的な例としては、「証券業界で努力して自分自身を成長させたい」そんな内容が挙げられます。また、志望動機の中で述べる自らの経験に関するエピソードにおいて、努力してきたことや高い向上心を持ったことをアピールする方法もお勧めです。
志望動機のポイント③ 自分にしか書けないユニークさを押し出す 証券業界への志望動機を書く上で満たすべきポイントの3点目は、他の就活生との差別化を考えることです。志望動機は無難な内容ではなく、自分にしか書けない特徴的な内容を書いて下さい。
なぜなら志望動機は、就活においてどの企業からも問われるため、多くの就活生がそれぞれの定型文を作って準備するため。
定型文をあらかじめ準備することは、より多くの企業へ応募するために役立つため便利です。その反面、「どんな企業にも使える無難な内容になりがち」デメリットがあります。
そのため多くの就活生は、準備する定型文を企業ごとにアレンジして提出しています。しかし、どうしてもその際に無難な内容に留まります。
この傾向を把握して、他の就活生に負けないような、特徴的な内容の志望動機を書いてください。そうすれば、面接官の目に留まりやすく、選考を通過できる確率が高くなります。
証券業界を志望する就活生の数は、比較的多数であると言えます。しかし、証券業界を第一志望としている就活生は少ない傾向にあります。そのため、志望動機の内容も薄くなりがちです。
証券業界を志望する場合はこの点に着目して、上記のポイントと観点を意識した志望動機を描くと良いでしょう。
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証券業界の志望動機を書く際の流れについて
ここでは、証券業界への志望動機をESに書く場合を想定し、文章を構成する際の流れを解説します。流れは、大きく分けて次の2段階です。
1段階目は、自己分析を行うことです。2段階目は、PREP法を意識した文章を構築することです。
1段階目の自己分析は、なぜ必要なのでしょうか?それは、志望動機において、志望度の高さをより効果的にアピールする必要があるからです。
具体的な方法としては、「自分がその企業を志望する理由」に対して『「なぜ」を繰り返した深掘り』が挙げられます。そうすることによって、より明確な理由を見出せます。
志望動機では、この「具体的な理由」を述べて「想いの強さ」を伝える必要があります。そのため、文章を作る前に必ず自己分析を徹底して行いましょう。
理由は具体的であればある程、想いの強さが伝わります。実際にESに記入する志望動機の内容は、読みやすくするために縮めますが、具体的に考えておくことは面接時に重宝します。
志望動機について詳しく聞かれた際に、ESの内容に従って、ESには記載のない内容をアピールできるからです。それにより、面接官に志望度の高さをさらにアピールできるでしょう。
2段階目のPREP法は、なぜ必要なのか?それは、分かりやすい文章を作るためです。企業の担当者は、膨大な応募資料に目を通すため1枚にかける時間をあまり多く割けません。
そのため、志望動機の文章は読み手が理解しやすいよう、文章構成に気を配る必要があるのです。その際に役に立つのがPREP法です。PREP法とは、「主張・結論(P)」「理由(R)」「具体例(E)」「主張・結論を再度述べる(P)」の順で文章を組み立てる方法です。
この順序を守った文章構成を意識することで、読み手に伝わりやすい内容ができます。読み手に伝わりやすい文章は、企業の担当者の目に留まりやすく、書類選考通過の確率が高くなります。
証券業界の志望動機例文
それではより具体的に、証券業界の志望動機の例文をご紹介していきます。
『私は、日本企業の発展に寄与したいという想いから、貴社を志望しています。(志望動機)
私は大学2年次に半年間、経験したアメリカ留学で、中国など他国からの留学生と共にファイナンスを学びました。彼らはいかに自分がお金を稼ぐために事業を起こすかを、日々熱く語っていました。
彼らには、先進的である日本企業への憧れと、自国の発展を自らの手で成し遂げてる自信がありました。私はそのような考え方に感銘を受け、自分にできる限りの方法で日本経済の発展に寄与したいと考えるようになりました。
証券業界において営業職として働くことで、様々な人に企業の魅力を伝え、多くの投資金を集めることができます。このことは、企業の発展を助け、日本経済の発展に寄与することに繋がると考えています。
私はこの経験から、証券業界の社員として営業により多くの人に投資をしてもらい、日本経済の発展に寄与したいと考えているため、貴社を志望しています。』
上記の例文は、PREP法を意識した文章で構成されています。最初に「主張・結論(P)」「理由(R)」として、「私は、日本企業の発展に寄与したいという想いから、貴社を志望しています。」という一文を持ってきます。その後、「具体例(E)」である留学のエピソードを続けます。最後に、「主張・結論を再度述べる(P)」一文で締めくくります。
また上記の例文は、先に述べた「志望動機を書く際に必ず押さえたいポイント」が含まれます。1つ目は、証券業界に対する志望動機を入れることです。ここでは、経済分野への興味を示しました。2つ目は、熱意をアピールすることです。ここでは、企業の成長を助け、日本経済の発展に寄与したいという内容を入れました。3つ目は、他の就活生との差別化を考えること。ここでは、留学を経験したあなただけのエピソードを盛り込みました。
以上のように、PREP法を意識した文章構成で、押さえるべきポイントを押さえた志望動機を構築しましょう。
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志望動機で困る「なぜ他の企業ではなく、弊社が良いのですか?」に対する答え方
志望動機において困ることが多いのが、「なぜ他の企業ではなく、弊社が良いのですか?」という質問です。ここでは、「なぜ他社ではなく、弊社が良いのか?」という就活生が困る面接の質問について、答え方、回答時のポイントを解説します。
まずは、先ほどの例文でご紹介した志望動機先と同じ大手証券会社での面接を想定した、以下の例文を読んでみてください。
Q.なぜ弊社を志望するのか?
A.御社は、証券業界の最大手だからです。より多くの人に多くの投資を行うためには、証券会社の規模が重要です。なぜなら、投資には信頼性とサービス量が大いに必要なため。最大手であることは、お客様の信頼性が向上します。
また、最大手であることは、幅広い分野における綿密なリサーチに基づいた豊富な情報量、提供可能なサービスの質と量が膨大です。このことから私は、証券業界の最大手である御社への就職を志望します。
上記の例文のポイントは、企業の特徴を参考にしていること、志望動機との高い関連性を持つことの2点です。
1点目は、企業の特徴を参考にすることです。「なぜ他社ではなく、弊社が良いのか?」という質問に対する答えとして、最も重要視すべき観点です。
なぜなら、『その企業に入社することでしか成しえない事柄』をアピールすることで、説得力が出るからです。例文では、志望先の企業が証券業界における最大手であることから、規模のメリットを享受できると述べました。このように、事前の企業研究によって見出した、その企業にしかない特徴を参考にすることをお勧めします。
2点目は、志望動機との高い関連性を持っていることです。先に志望動機として、「日本経済発展に寄与したく、証券会社の営業において、より多くの人にたくさんの投資をしてもらいたい」という内容をアピールしました。
この内容を踏まえた上で、「目的達成のためには、より多くの人に多くのサービスを届けることができる証券業界の最大手への就職が必要である」と述べています。このように、志望動機との関連性が高ければ説得力が増します。
以上の様に、「なぜ他社ではなく、弊社が良いのか?」という問いに対する答えは、大手企業の場合は規模のメリットをアピールしましょう。それ以外の場合は、企業が強みとして推進している事業に関してアピールすると良いでしょう。
また、エンカレッジでは大手証券会社の比較記事もご用意しています。企業の強みを見つけたい就活生はぜひご一読ください。