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【面接のコツ】受かる人と受からない人の違いは?話し方を学ぼう

面接の印象は内定の合否に大きく関わります。「志望動機」「自己PR」をしっかり準備してきたとして企業に伝わらなければ意味がありません。そこで今回は面接の話し方の基礎やマナー、さらに発展系のコツをお伝えします。。

面接のコツは相手に”伝わる”話し方をすること。

面接に苦手意識を持っている就活生は多いと思います。十分面接の準備をしてきたはずなのに、「いざ本番となると緊張しうまく話せない...」という悩みを持つ就活生の話はよく聞きます。

「緊張してしまったからもうだめだ」と落ち込んだり、不安に思う人もいますが、緊張していることは面接にあまり影響されません。面接で学生が緊張するのは企業側も理解していますし、あなただけでなくほとんどの学生が緊張しています。それだけで面接を落とされることはないため安心して下さい。

面接は「会話」です。会話のキャッチボールができるか、積極的に会話をしたいと思っているのか、相手に理解してもらえるよう伝わりやすい伝え方を配慮しているか、というところを見ています。

小さい声でボソボソ喋ったり、面接官の目を見て話さなかったり、また、質問したことと全然違う回答をしてしまったりと、これらは面接官からみたら「本当にうちに入りたいのかな」と疑問に思われてしまうでしょう。面接では「どう話すのか」という話し方がポイントとなってきます。

話し方についてはいくつかパターンがあります。それらを理解し実践していったらあなたの印象もだいぶ変わってくるはずです。

では面接における話し方、質問への答え方としてどんなポイントがあるのでしょうか?

面接話し方の基本、次に話し方のコツについてお伝えしていきます。

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面接での話し方のコツ:話す順番には気をつけよう!

面接時の話し方ですが、どの順番で話すかで、同じ内容でも伝わり方が大きく変わってきます。どの順番で話すのがいいのか。対策方法を整理していきましょう。

<コツその1:まずは結論から話す> 面接官の質問がイエスかノーで答えられる質問であれば、その答えから答えましょう。それ以外の質問でもまずは結論から述べるようにしましょう。説明から入ってしまうと、答えにたどり着くまで長いと面接官は感じてしまいますし、説明に満足して結論をはっきり言わず、曖昧に終わらせると、結局何が言いたかったのかわからなくなります。

また、説明している間に何の質問だったかわからなくなってしまう可能性もあります。ダラダラしゃべってしまうと会話のテンポが悪くなります。最初に結論をしっかり述べてから、それにまつわる具体的なエピソードなどでよりイメージが湧くような話し方をしましよう。

例えとして、面接官から学生時代頑張ったことを聞かれたケースを例に取りましょう。

例えば「私は、サークル活動に力を入れていて、その中で代表を勤めてました。中でも、新入生の数を増やすことに力を入れていて、具体的に〇〇ということをしました。」とダラダラと喋るのでは伝わりにくいです。

なので「私はサークルの代表として、新入生の20%増に力を入れました。」と結論からシンプルに答える。

その上で、具体的に新入生増加に向けて行った取り組みを伝えていきましょう。

<コツその2:面接で話す内容を考えておく> 面接で話す前に内容の構成を整理することを心掛けましょう。途中で話が途切れてしまったり、長く悩んでしまったり、考えながら解答すると評価が下がる可能性があります。就活における面接では定番の質問がいくつかあります。

面接で聞かれそうな質問の解答は対策しておき、質問に合わせてどの順番で話すか構成を考えておくといいでしょう。またこのときに、面接で話す具体的なエピソードについて詳しく話せるように整理しておきましょう。

具体例は個人的なエピソードになりますのでわかりやすさやまとまりの良さは意識するべきです。何度も掘り下げ、構成し直してわかりやすい内容に仕上げてましょう。

<コツその3:話し方に抑揚をつける> 抑揚のない話し方は棒読みに聞こえてしまい、本当に自分で考えた言葉なのか、本当に伝えたいことなのかと思われてしまいます。面接官の心にはあまり響かず、コミュニケーションが苦手そうという印象や、入社したい意欲が見えず採用から外れるというデメリットが生じます。

面接で話すときは強調したいところ、アピールしたいところを少し大きな声で話すなど抑揚をつける話し方を意識してみて下さい。

面接の話し方のコツ:構造化を駆使せよ

ここまでは、面接対策に向けて話し方の基礎的なポイントについて解説しました。

では発展形として、話し方のコツについてお伝えします。話し方のコツとしては"話の構造化"というテクニックになります。

構造化とは、自分がしようとしている話や内容を整理した上で面接官に伝えること。

構造化として、具体的なテクニック内容は、箇条書き形式で話し、伝える情報を整理しながら伝えるというもの。

一例として「なぜ業界の中でも、うちがいいと思ったの?」と面接官に聞かれた場合を想定しましょう。

この箇条書き形式で話した場合、以下のように面接で回答をまとめる形です。

「私が、業界の中でも自社を志望した理由は、〇点あります。1点目は○○だからです。2点目は□□だからです。3点目は、△△だからです。」

質問で聞かれた「自社を志望する理由」に対して、話す際の冒頭に理由の個数を述べます。そうすることで、面接官に「自社を志望する理由は〇つあるのだな」と思わせる。

それにより、「自社を志望する理由」について、面接官が話しを聞く体制を整えてあげるイメージです。

一方で就活生が良くやってしまう"伝わりづらい"話し方として

「○○ということがあって、○○と思ったので御社が一番良いと感じました。」

といった話し方があります。

この話し方では、面接官が聞きたい「自社を志望する理由が何か」が伝わりづらい。さらに「自社を志望する理由」を面接官が把握しづらいために、面接官から深堀をするのも難しくなるのです。

「構造化」して話すテクニックを、簡単にイメージできるように、「志望動機」を例にとり、以下の画像で図式化しました。

面接の前に、結論から述べる、そして箇条書き形式で情報を整理して述べる、この2つのポイントを意識して、回答を整理してみて下さい。

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面接の話し方が上手い人からポイントを探ってみよう

面接が苦手という就活生がいる一方で、かなりの高確率で面接を通過する就活生もいます。そういった就活生は話し方のうまさ、そして自己アピールが巧みであることの裏付けとも言えます。では、話し方がうまい人にはどういう特徴があるのでしょうか。

<コツその4:間の取り方がうまい> 話し方がうまい就活生の特徴の一つとして間のとり方があります。早口でもなく、遅すぎでもなく適度なスピードで聞き取りやすい速さで話すことができるということです。

適度な間のとり方はテンポの良い会話になり、相手に要点を伝わりやすくなるという効果があります。人は緊張するとつい早口になってしまいます。間を意識し、落ち着いて話すことを意識するだけで印象も落ち着いた印象になりますよ。

<コツその5:的確に相槌を打つ> 話し方がうまい就活生は、相手の話をよく聞いています。そしてその証に相槌を打つのがうまいです。面接官も自分の話が伝わっているのか、どう学生が思っているのか反応が欲しいもの。

そこで相槌を打ち、理解しているという意思表示をするだけで印象が断然良くなります。ただなんでも相槌を打てはいいというものではないので、わからないことがあればそのときはしっかり質問をして下さいね。

見た目も影響あり!面接で良い印象を与えるには?

話し方を伝える前に、もう一つ面接時に気をつける点があります。それは、姿勢や表情です。人は見た目が9割と言われています。姿勢や表情などはあなたの全体像として面接官に印象を与えます。

またマナーの一環としても、見た目に気を払う姿勢は不可欠でしょう。

声の大きさや聞き取りやすい話し方、話す内容以外にも常に姿勢や表情にも気を配りましょう。緊張をしていても、良い印象を受ければ、評価が下がることはありませんよ。

<コツその6:背筋はピンと伸ばし姿勢よく> 背筋を伸ばし、足を揃えるだけで印象はだいぶ変わります。顎を引いて視線が上向きになるようにしましょう。

それだけで、自信があるようにみえますし、視線が上向きになれば、自然と表情も明るくなり、顎を引き肩をしっかり開くことで、口も大きく開きやすくなりハキハキとした話し方になります。

逆に猫背になっていたり視線が下向きになると、知らず知らずのうちに暗い印象になってしまい、またどこか頼りない印象になります。やる気を見せるためにも面接に挑む姿勢はしっかり意識しましょう。

<コツその7:口角を上げる> 口角を上げることを意識すれば自然と笑顔になります。笑顔を意識した話し方は面接だけでなく、どのビジネスシーンのマナーとも言えます。笑顔を意識するだけで緊張がほぐれますし、リラックス効果もあります。

面接も落ち着いて話しやすくなり、面接官にも好印象を与えることができます。普段から話すときは口角を上げて話すことを意識してみて下さい。面接ではいろんなことに気を配らないといけないので、不自然に見えないようクセ付けをしておくと良いでしょう。

<コツその8:面接官の目をみて話す> 視線を合わせることもあなたの印象をよくする重要な要素です。当たり前のことだと思うかもしれませんが意外とできていない就活生が多いです。相手の目を見て話すだけで、相手に好感を与えることが科学的な分析で実証されています。

目線を合わせることで集中力もアップさせることもできます。面接でどうしても緊張してしまい目を合わせる事ができないのであれば、面接官のネクタイの結び目あたりを見ると良いでしょう。

視線が泳いでしまうと落ち着きがないように見えてしまいます。しっかりと視線は定めて意志の強さを示してみましょう。 上記に挙げたことはどれも簡単なことです。ぜひ日頃から意識し、面接本番で自然とできるようにしておきましょう。

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どうしても緊張してしまう方は面接の練習を!

いくつか話し方のポイントをお伝えしてきましたが、どうしても緊張でうまく話せないという方は多少練習が必要かも...

鏡の前で練習して視線の合わせ方、口角の上げ方や、笑顔ができているかなど、客観的に自分の表情を見たり、面接の雰囲気を掴むために第一志望の企業以外にも面接を受けてみたりと、実践形式で練習をするといいでしょう。

大学でも面接の練習会を開いているはずなのでその機会をぜひ活用してみて下さい。内定をもらえるためには面接で自分のことが伝わる話し方をすることです。

特別なエピソードを披露する必要はありませんし、難しい言葉を使ってうまく答えようとしなくてもいいです。面接官に聞かれたことをしっかりと答え、自分が伝えたいこと、アピールしたいことを多少つっかえながらでもいいので伝え切ることが大切です。

面接時は常にプレッシャーを感じるかもしれませんが、面接官とあなたは対等な立場です。あまり萎縮せず、あなたの良さが伝わるような話し方を意識して挑んで下さいね。

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