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志望動機書き方の極意!トップ企業6社から内定を得た京大生が語る

「志望動機が書けない...」 志望動機に苦慮する就活生は多いでしょう。 そこで、人材IT大手、総合商社等、超有名企業6社から内定を獲得した、京大生の平澤さん(仮名)に、志望動機のポイントや内定を得た志望動機例文等、志望動機の書き方を聞きました。

トップ就活生が教える、志望動機書き方の極意

「志望動機の書き方がわからない...」「どう志望理由を伝えたら良いかわからない...」

就活生にとって「志望動機」は難関の一つでしょう。

そこで、人材IT大手、総合商社、消費財メーカー等、誰もが知る超有名企業6社から内定を獲得、京大生の平澤さん(仮名)に「志望動機」に関して伺いました。

今回は、トップ就活生が語る志望動機のポイント、実際の例文とともに志望動機の書き方をお伝えします。

*Top就活生が書いた内定者ESで志望動機の書き方を参考にしたい方はこちら 三菱商事_ ES(2020卒) アビームコンサルティング_ ES(2020卒) トヨタ自動車_ ES(2020卒) 三菱UFJ銀行_ ES(2020卒)

志望動機書き方のポイントとは?

ー本日は宜しくお願いします。早速本題の「志望動機の書き方」についてお聞きしたいと思います

まず、志望動機を作る上で意識していたポイントは何でしょう?

平澤さん(以下敬称略):志望動機を書く上で僕が意識していたポイントは2つです。

ポイントの1点目は、志望動機を無理に「やりたいこと」ベースで作らないこと。それに近いのですが、2点目のポイントは、「自分ベース」で志望動機を作成すること。この2点です。

志望動機のポイント① 無理に「やりたいこと」を志望理由で話さない ーでは志望動機のポイント1つ目について伺います。「やりたいこと」を元に志望動機を作成しなかった理由を教えて下さい。

平澤:一般的に「志望動機の書き方」というと、「○○をやりたいから、御社を志望します」といった「やりたいこと」を理由にして書くイメージがあります。

もちろん「本当に心の底から、特定の業界・企業でやりたいこと」がある人はその書き方でいいはずです。

だけど、多くの就活生は「やりたいこと」がないと思います、僕もそうでした。

だから無理にやりたいことを作り、そこから志望理由を作るのは危険だと思っていて。

理由としては、面接官の本質的な深堀に応えきることが難しくなるからです。

無理に作った「やりたいこと」ではどうしても浅い志望動機になる。

例えば、商社にOB訪問し「志望動機」について聞いた時『途上国の発展に貢献したいから商社』という志望動機が多いが、95%の就活生は面接の深堀に耐えられない」と社員の方が仰ってました。

途上国への貢献を軸に商社を受けた場合、面接官から「なぜ、JICAや国際協力銀行じゃダメなの?」とか「慈善活動ではなく、ビジネスを介して途上国の発展に寄与したい理由は?」といった深堀を受けます。

ボランティア団体に所属し、数か月も途上国に滞在して国際支援の在り方や課題に触れた就活生ならば、深堀に対しても説得力のある答えが言えるでしょう。

なぜなら体験を元に自分なりに考え抜き、自分の言葉で喋れるようになっているからだと思います。

だけど、1週間2週間旅行に行って後進国に滞在した程度で、「ビジネスを介して、途上国を支援したい理由」を自分の言葉でしゃべれるでしょうか?

なので、無理に「やりたいことは○○です」という志望動機の書き方は止めましょう。

志望動機のポイント② 「自分」ベースで作成せよ! ー無理な「やりたいこと」ベースの書き方だと、差別化や深堀に答えきれず選考通過が難しくなると。

では2つ目のポイント「自分ベース」で志望動機を作成するとはどういうことですか?

平澤:つまりは、「自分の○○という価値観と御社がマッチングしていること」。

そして「入社後活躍できること」この二段階で志望動機を書くイメージです。

僕は志望動機を二段階で構成していました。

一段階目では、「御社の○○という要素と自分の価値観がこういう風に合致している。」と企業とのマッチングを示す

ここで自分の価値観と重ね合わせる企業の要素は、経営理念や企業風土、事業領域等企業によって使い分けます。

その上で二段階目では、「自分にはこういう価値観と強みがあるので、将来的に御社では○○が実現できる。それ故御社で自分は活躍できる」のだと入社後の活躍を保証してあげるイメージですね。

つまり、志望動機で「自分の○○という価値観と御社がマッチングしていること」「入社後活躍できること」この二点を伝えるイメージです。

そして「自分ベース」での志望動機は、企業の面接官を納得させやすいというメリットがあります

ーその理由とは?

平澤:理由として、自分の価値観・強みには、それを裏付ける経験・ファクトがあるため。

過去経験を自分の価値観の「根拠」として話せるので、論理を組みやすい。

だから、面接官を納得させやすいと思います。

例えば、僕には「自分から自発的に行動・提案を行い、結果を出したい」という価値観があります。

それは、高校、大学の部活で副部長を勤め、「周囲に対して自発的に行動や発言し、チームをまとめあげていった」事実が裏付けとしてある。

つまり面接などでも「自分はこういう価値観があります。そしてその根拠として○○という経験があります」と論理立てて話せる。

なので、「自分ベース」で志望動機を作った方が、面接官にもとても伝わりやすい

無理に「やりたいこと」を作らず、現時点での自分と企業がマッチしていると志望動機に書く。

これが「やりたいこと」がない就活生がとるべき戦略だと思います。

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内定を得た、志望動機の例文

ーでは、具体的に志望動機の書き方や例文を伺っていければと。具体的にどういった「型」を意識して志望動機を作成していたんですか?

平澤:まず最初の一文で、志望理由を書く

つまりは「御社の○○という要素に惹かれたからです」と端的に伝える。

その後最初の一文に対して、自分の価値観や企業の魅力を補足として書く流れです。

僕が書いた志望動機の流れを整理すると、

「私は貴社の〇〇という要素に惹かれている。

私には△△という価値観があり、私の強みには〇〇がある。

なので貴社では△△が実現できる。」

といった主張→理由づけの流れで志望動機を作成しました。

ーでは具体的に、平澤さんが書いていた志望動機を例文として解説してもらえますか?

平澤:わかりました。 僕が内定を得た消費材メーカーの志望動機を例文として共有します。

志望動機の例文 『世界の人々の、よりよい暮らしのために」という理念、またその理念の体現に向け若手から挑戦できる環境に魅力を感じたからである。

私は将来的に組織を率いながら、人々の生活をより豊かにするモノを生み出したい。

部活動にて副部長としてリーダーシップを発揮した私ならば、貴社製品の生産過程にて社内外の関係者をまとめ、多くの人を巻き込み成果を出せる。

それにより私は将来的に貴社の環境で人々の暮らしをよりよくする製品を生み出し続けられると考える。』

平野:例文のように、冒頭にまず御社の魅力に感じる要素を述べる。

その次に、自分の「リーダーシップ」という強みと御社で実現できることを伝えてあげるといった流れですね。

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志望動機に必須!自己分析の方法とは

ーでは、志望動機の核となる、自分の価値感。

それを見つけるために必要なのが自己分析だと思います。では自己分析をどうやって進めていたのですか?

平澤:例として自分の自己分析の進め方をお伝えします。

まずは未来ベースで自分の将来像を定義することから始めて。

自分の将来像が明確になったら、どうしてそのような人間になりたいと思ったのか、過去経験から根拠付けするイメージです。

「幸せな状態で死ぬこと」を目的に「将来的にどんなキャリアを歩んでいたいか」「どんな仕事を自分はしたいのか」といった論点を詰め自己分析を行いました。

そこから、どういった仕事でどのようなスキルを得れば、自分の人生の最終目標である、「幸せな状態で死ぬこと」が達成されるかを考えましたね。

ー自己分析を通じて定義した平澤さんにとっての「幸せな状態」とはなんだったのでしょう?

平澤:人生では、自分が見える選択肢は常に変わると思います。

それは仕事においても一緒です。

例えば、ある日上司から新しい仕事を任せられるとか、転職の誘いが来たりとか、友人が起業して創業メンバーとして誘ってくれたりとか。

そのように選択肢が変わる中でも、「自分が面白い!やりたい!」と思えることを常に選択し続ける。

これが自分にとっての幸せな状態と思っていました。

なので「多くの企業で通用するスキルや事業に関する幅広い知見を得られる企業」に入りたかった。

これが企業選びの軸でしたね。

そして理想状態をある程度具体的に定義したら、次はその思考に至った理由を突き詰めました。

「どういう過去経験があったから、この考え方•価値観にたどり着いたんだろう?」と自分の原点を洗い出すイメージです。

そして、今までの経験上自分が楽しいと思えた瞬間にはこういう理由や条件があった。

だから、今の〇〇という価値観があるし、その条件が揃ってる会社•企業なら、自分は合っていると、過去経験から肉付けする。

それが面接にて、志望理由や面接官が行う深堀の回答に説得力を持たせるポイントにもなる。

なので「自分には、〇〇という将来の理想状態がある。その理由として、〇〇という過去経験の中で、△△という想いを持ったからです。」と一言で面接官に伝えられるほど、自己分析は行いました。

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志望動機に欠かせない、業界・企業分析の方法

ーなるほど。平澤さんは自分の理想を明確にして、その理由を過去から導き出す。

そのように自己分析を行なっていたと。

では、企業を知る業界や企業分析はどうやっていたのですか?

平澤:基本的に企業分析はOB訪問を通じて行っていました。

OB訪問をする際に、まず最低限の知識として具体的なサービス•事業内容をインプットする。

その上で、僕は自分の価値観と企業の価値観があっているかを確認してました。

OB訪問や面接で質問していたのは大きく分けると2点ですね。 1点目は、企業がサービスやプロダクトを開発する時の考え方です。

企業によって事業の作り方や考え方は全く異なります。

なので、その企業の考え方や思考プロセスが本当に自分に合うかを考えていましたね。

理由として、自分は企業のサービスや事業がいくら売上が上がっていても、人の役に立っていないと意味がないと考えていて。

僕は、市場やお客さんの立場に立って、彼らにとって必要なモノを提供する「マーケットイン」の発想を元にサービスを作っている企業に入りたいと思っていました。

なので、この企業はマーケットインの元、サービスやプロダクトを作っているかをOB訪問で確認していました。

2点目は、自分の価値観に即した環境がその企業にあるかの質問です。

例えば、「若手でも多くの仕事を任せてもらえ、失敗から学べる環境にいたい」と自分は思っていて。

自分は手取り足取り教えてもらい仕事を覚えるよりかは、任せられた仕事に対し一人で考え、アウトプットを出す。

そして上司から辛辣なFBをもらい、また再度自分で考える、放任型の後進育成スタイルが自分には合うので。

その観点では、某日系企業は全く合っていませんでした。

理由は、面接で「うちの会社では若手を10年かけて、一人前に育てる」と言われたので(笑)

自分の価値観とのすり合わせを目的に企業分析すると、企業の取捨選択も非常にやりやすいです。

それに「御社と自分の価値観が合致しているため御社を志望する」と志望動機の論理、理由づけも行いやすくなります。

ー自己分析をして自分の価値観を導き出す。そしてそれが企業と合致しているかを企業分析で検証するべきだと。

ありがとうございました!

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