インターンの面接を突破するために...
これから就職活動におけるインターンシップ面接に臨むというみなさん。 あなたは、「本当に今の状態のままインターンの面接に臨むことができますか?」
夏のインターンシップというのは多くの学生がこぞって応募する機会であり、企業によっては本選考よりも厳しい選考の末、参加者が決まります。(人気企業では、インターン本番までの合格率が1%に満たないところも!)
しかし、就職活動において早い段階から志望企業のインターンシップに参加しておくことは大きなアドバンテージになり、後々あなたを楽にすることは間違いありません。
そんな中でしっかりと面接に合格して志望企業のインターンに参加するために、今回は面接直前でも間に合うチェックポイントを9個ほどご紹介します。
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<見出し>
1. インターン面接で自分のことを伝えるための準備2ポイント 2. インターン先企業のことを知るための準備4ポイント 3. 最後のチェック3ポイント
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インターン面接で自分のことを伝えるための準備2ポイント
インターンシップの個人面接において一番大切なことは、「自分の性格や強みを正しく知ってもらうこと」です。
何も嘘をつく必要はありません。
あなたが持っている経験やエピソードを正しく、かつ凄さがしっかりと伝わるように話せばいいだけなのです。(日本を代表するマーケターである森岡毅さんは、面接において自分のことをよりインパクトを持って伝えることを"スピン"と呼び、その重要性を語っています。)
では、そのような発信をしてインターン合格を掴むためには、一体どのようなことを行えばよいのでしょうか。
✔︎インターン面接では自分の特徴を端的に伝えよう!
夏のインターンシップに応募してくる学生というのは、どの方も情報感度が高く、経験している内容もかなりインパクトがあるものが多いと思います。
その中でしっかりと自分をアピールして、他の就活生との"違い"を出すためには「自分のラベリング」が大切です。
例として以下の写真を見てください。
"自分の長所"について、だらだらと語る就活生A君と一言で自分をラベリングして語る就活生B君の二人のうちで、どちらの人の話の方が印象に残るかと言えば、それはおそらくB君だと思います。
なぜなら、A君に関してはいくつかの特徴が散らばってしまい、それぞれに相関がないように見えてしまいますが、B君は「縁の下の力持ち」という軸の元に彼の特徴が全てスッと入って来やすいからです。
このように、倍率の高いインターンシップの面接では、本選考以上に「自分自身をマーケティングする」という視点が必要になってきます。
そしてこの中でも、ただ「キャッチフレーズ」をつけるのではなく、深い自己分析の中で自分を表す言葉をうまく見つけることが大切でしょう。
・その言葉が本当の自分をしっかりと表しているか? ・その言葉を裏付けるエピソードや特徴があるか
を意識しながら、ぜひあなたの特徴を表すための軸を見つけてみてください。
競争が激しい世の中において優れた商品が一言でその魅力を語るのと同じように、あなたも限られた面接時間の中で、面接官に自分の魅力をしっかりとアピールしてインターンへの参加権を掴み取りましょう。
✔︎インターン面接でよく聞かれるエピソードを深ぼろう!
インターンシップの面接において、短時間で学生の性格や能力を見極めるのに最適な質問は、「学生時代に一番頑張ったことは何ですか?」というものです。
ESなどでもよく聞かれる質問であるため、これについて話すことのできる学生さんは非常に多いと思いますが、あなたはそのエピソードに対する質問まで想定できていますか?
いくらエピソード自体にインパクトがあっても、その裏付けや中身がしっかりしていなければ、面接官にとっては「多くの学生の中のただのエピソードの1つ」として終わってしまいます。
例えば、以下の二人の面接のエピソードを見てください。
上図における右の学生のようにならないためにも、自分自身が面接官になりきって自身のエピソードに対する質問を行ってその肉付けを頭に入れておきましょう。
自身のエピソードを深ぼるための参考としては以下の図を見てみてください。
こうした質問を自分自身で行うことにより、短い時間の中で滞ることなく自身のエピソードを話すことができて、他の学生のエピソードよりも説得力のある答えができるはずです。
ぜひインターンシップの面接前に、エピソードを考えるだけでなく自問自答まで行ってみてください。
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インターン先企業のことを知るための準備4ポイント
就職活動において自分をしっかりとアピールすることと同じくらい大切なことが、相手企業のことをしっかりと理解してインターンシップの面接に臨むことです。
でも、「企業の事前リサーチをする」といってもどのような部分を調べればよいのかは中々想像がつかないものでしょう。 そこでここでは、いくつかのチェックポイントをもとに、あなたの事前準備がしっかりと出来ているのかを見ていきます。
✔︎インターン先企業の事業内容を把握しよう!
いくら本選考ではなくインターンシップの面接と言えど、志望企業について全くの無知だと厳しい競争の中でインターンに参加することは出来ないでしょう。
なぜなら、面接の中で 「どのような事業のインターンをしてみたいですか?」といった質問や、 「志望している事業領域はどこですか?」という質問をされる場合もあり、その時にしっかりと答えることが出来なければ、面接官に「この子は志望度がそこまで高くないのかな?」という印象を与えてしまうからです。
やはり、企業の
・事業内容 ・事業規模 ・従業員数
程度はしっかりと頭に入れておきたいものです。
自身の能力的には十分であるのに、志望度が低いと判断されてインターンシップに落選してしまうことは非常にもったいないことなので、ぜひ空いた時間などで基本的な情報だけでも抑えておきましょう。
✔︎インターン先企業が求める人材を理解しよう!
企業の採用HPを見ると、多くの場合「求める人物像」としていくつかの要素や項目が挙げられています。 最近の就活では、インターンシップからそのまま内定・就職に直結する場合もあるので、こうした人物像をしっかりと把握した上で自分のことを伝えられれば、インターンシップの面接においては有利に立てるでしょう。
またここで大事なのは、"人物像と自分の特徴が重なる部分を見つけること"です。
例として以下の図を見てください。
このような結び付けを自分の中で行うことができれば、きっと面接官の方も「この学生は我が社に向いている人材かもしれない」と検討をしてくれるはずです。
求める人物像と自身の特徴から、志望企業と重なる部分を見つけ出し、それをアピールしてインターン面接を突破していきましょう。
✔︎インターン先企業への逆質問を考えよう!
インターン面接の最後にはおそらく、企業側の面接官に対する逆質問の時間があるはずです。
この時にその場で考えた即興の質問をしていると、自分にとっても実りがありませんし、面接官にも「会社についてあまり知らないのかな?」という印象を与えてしまいます。
そうならないためにも、事前に逆質問で聞いておきたいことを準備することはインターンシップの面接をより有意義にするために大切な準備の1つでしょう。
考えられる質問としては大まかに以下の3つのパターンがあります。
3番に関しては事前にわからないことも多く、当日の会話の中で思いついたことを聞くことになるかと思いますが、1番と2番に関してはぜひ今のうちにいくつかの質問候補を出してみてください。
また、「どのような質問をすれば良いかわからない」という方は先輩の質問を参考にしたり、次のチェックポイントであるIR(株主向け資料)をもとに質問出しを頑張ってみましょう。
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✔︎(応用編)インターン先企業のIR(株主向け資料)を読もう!
選考が激戦となるインターンの面接において、さらに他の学生との差別化を図りたいという方は、ぜひ企業のIR(Investor Relations)ページに飛び、決算説明会の資料などを読み込んでみてください。
上場している企業は、4半期に1回必ず株主や投資家向けに決算と今後の事業戦略について説明することが義務となっており、ここから企業の現状や将来についてより詳しく理解することができます。 (特にインターン選考という時間の無い中で、学生の方が読みやすいのは*決算説明会のプレゼンテーション資料でしょう!)
こうした情報を持ってインターンの面接に臨めば、「この子はしっかりと企業研究を行なっている。」という印象を与えることができるだけでなく、「IRなどにもアンテナを張っているビジネス感度の高い学生だ」という評価を得ることができるのです。
その中でも ・企業の経営状況 ・好調/不調の理由や分析 ・これから投資・注力していく事業
などを注目して読んでみると、企業が今どのような状況で、かつ今後どのような方針で展開を行っていくのかが深く理解できると思います。
ここで理解した内容を踏まえて逆質問を考えたり、その展開に合わせて自分のやりたいことやビジョンを話したりすれば、きっと面接官からの評価がグッと上がるはずです。
また、インターン本番のコンテンツに関しても、企業の事業内容をより深く理解していることは確実にアドバンテージになるため、インターンシップで活躍をしてそのまま内定に繋げたいと言う方はぜひ参考にしてみてください。
インターン面接前最後のチェック3ポイント
自分のことを理解してインターン企業についても知ることが出来たら、インターンシップ前のチェックポイントは大方クリアです。
しかし、自己アピールも問題なく相手企業の研究にも問題がないのにも関わらず、インターンの面接に合格できないという方は、面接官の方とのコミュニケーションがしっかりと行えていなかったり、何かしら内容以外の部分でマイナスポイントを抱えていたりする可能性があります。
ここでは、せっかくの準備を無駄にしないためにもインターンの面接前に確認しておきたいチェックポイントをいくつかご紹介します。
最後に、面接前の最後のチェックを行って対策を完璧にしましょう。
✔︎インターン面接前の身だしなみを整えよう!
スーツ指定の時はもちろん、私服での面接の場合も第一印象というものは非常に大切です。 特にインターンシップの面接では選考ステップが非常に短く、こうした印象が仇となって落選してしまうことが本選考よりも多くあるかもしれません。
そうならないためにも、自分の身なりに関してはきっちりとして面接に臨むことが大切です。
就活用で、特にスーツの場合の身だしなみは以下のAOKIのサイトが役にたつでしょう。
また私服や服装自由の場合も、出来るだけ清潔感のある服装で面接に臨むことがインターン参加への一歩かもしれませんね。
✔︎インターン面接では話し方に気をつけよう!
インターンの面接は、限られた時間や選考ステップの中で行うことも多く、面接官1人に対して学生が3人という集団面接もよくあります。 そんな時、面接官の方が学生に対して求めることはなんでしょうか?
それは"なるべく簡潔に話す"ということです。
面接官の質問に対していつまでも結論を話さないダラダラした喋り方は、それだけで評価が下がってしまうことにも繋がる致命的なミスとなってしまいます。
考えてみてください。 1時間で3人の面接をする場合、1人の学生に与えられる時間は20分。 その中で2つのトピックを10分ずつ話す学生と、より簡潔に内容を話して5つのトピックを話せる学生では、どちらの方が有利かは明らかですよね。
また面接だけでなく実際のインターン本番においても、時間のない中でメンバーと議論を効率よく進めるためには"結論ファースト"の喋り方は欠かせません。
ぜひ、インターンシップ本番前の面接の段階で「ダラダラ喋り」を卒業し、「結論ファースト」な喋り方で選考を突破しましょう。
✔︎インターン面接が行われる場所や時間を確認しよう!
当日になる前に必ず、実際のインターン面接が行われる場所・時間を確認しておきましょう。
当日に遅刻したり、時間ギリギリになってバタバタしてしまったりすることを防ぐためにも、その場所を地図で確認して電車の経路まで調べておけば、当日の余裕が出来るはずです。
本社での面接だと思っていたら、実はカフェでの面接だったり、時間を勘違いしていたりすることはよく起こりうる事態ですので、忘れずに確認してインターンシップへの第一歩を踏み出してみてください。
インターンの面接を突破するためのまとめ
以上が、インターンシップの面接前に確認しておきたいチェックポイント、10個のご紹介となります。
まずは、インターンシップに参加するために自分自身をしっかりと理解してそれをアピールすること。 そして、インターンシップだからと侮らずに相手企業の分析やリサーチをしっかりと行うこと。 最後に、第一印象や気持ちの良いコミュニケーションを心がけて、無駄なマイナスポイントを防ぐこと。
これらの3つを事前にチェックしておけば、きっと大丈夫なはずです。
全く準備をせずに面接を迎えることをせず、しっかりと準備をして自分のベストを出しきり、インターンへの切符を掴み取って下さいね。
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