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パナソニック(2020卒_本選考)

パナソニック、2020卒本選考の通過エントリーシートです。

エントリーシート概要

年度:2020卒 選考:本選考 職種:総合職

パナソニックの経営・競争環境を分析し、課題を抽出した上でその解決策の提案(700文字以内)

パナソニックの現状についてですが、大きな転換期を迎えていると思います。売上の内訳が数年前から変化していることからも、事業転換を図っていることは明確です。IoT、クラウドなどの新たな技術を活用したスマートハウス事業は時代の最先端をいっており、非常に期待ができる領域と考えられます。一方で、この事業領域にはIoT企業への投資を進めてきた企業や、自社でクラウドサービスを広く展開している企業など、これまでは競合でなかった企業がメインのステークホルダーとして活躍しています。  上記の背景からパナソニックにおける課題は、IoTやクラウドなどの技術で先行している企業との差を埋めることであると考えます。企業としてこれらの技術を活用していくことが必要となり、そのためには人材を活用することが最も重要であると考えます。技術者や技術に対する深い知見を持つ人物を採用することはもちろん、それらの人材を適材適所に配置することが重要です。また、IoTやクラウドに精通した技術者は、社会で技術者として働いた経験の長さに関わらず、大学などで研究をしてきた新卒にも多くいると考えられます。これらの技術はそれ自体が新しいため、技術者として活躍してきた年数以上にそれぞれの技術とどれだけ関わってきたかが最重要となるからです。  また、スマートハウス事業を一例としてあげましたが、これからの時代でパナソニックが生き残っていくためには常に変化し続け、新たな領域に挑戦し続ける必要があります。上で述べたような背景から、新卒採用において適材適所を実現すること、適材適所に配属されることを前提とした採用を行うことが解決策となると考えます。具体的には、新卒採用時にスキルやスタンス、志向性などをデータとして取得し、そのデータを用いてマッチングを行うことが重要であると考えております。また、内定前にマッチングする部署とその理由を明確に提示することも重要であると考えます。これは、新卒側の視点としては、ポスト確約での採用は非常に魅力的であるため、能力の高い新卒を競合他社より多く取れる可能性があると考えられます。

上記の実現のために自らの果たしたい役割(700文字以内)

自分が持つデータ解析の技術を活用し、最適マッチングを実現していきたいと考えています。そのため、自分自身が人事として、データ収集の設計からモデル構築までを担当したいと考えています。これは現在、大学院での研究においてデータ収集からモデル構築までを担当しており、成果を出す上ではデータを集める部分から通貫での設計が非常に重要であると思っているからです。また、データ解析の能力が生かせるだけでなく、新卒採用に対しての課題感から所属している学生団体でキャリア支援を行なっており、この役割に適任かつ最適であると思っています。パナソニック社内における新卒の最適マッチングが成立した場合には、それに他の企業が追従する形か、パナソニックが人材事業を展開するかはまだわかりませんが、日本全体の新卒就活市場を変えていける影響力を持っていると思っています。この課題に取り組みたいと理由としては、最適なマッチングは労働の質向上におけるひとつの要因であると思うからです。労働力不足が謳われ、人口減少が予想される日本においては単純な労働力の増加でなく、労働の質を向上させることが非常に重要であると考えているため、僕はこの問題に取り組んでいきたいと考えています。

これまで困難な目標を達成するために、多様な人々とコラボレーションをして取り組んだ経験(700文字以内)

上で若干触れましたが、就活支援団体での活動が挙げられます。僕は現在進行形で、エンカレッジと呼ばれるNPOキャリア支援団体に所属しており、京都大学支部の支部長と、全国の大学を統括する本部と呼ばれる組織のリーダーレイヤとして活動しています。エンカレッジの活動は報酬のない活動である一方、組織全体としてのvisionを達成するため、所属するメンバーに大きな負担がかかる団体です。また、報酬が目当てで参加する人間がいないため、エンカレッジを運営するメンバーは先輩から受けた恩を後輩へ返すこと、自己成長、帰属意識、組織運営など様々なモチベーションで参加しています。学部やこれまでしてきた活動、志望業界もバラバラな運営メンバーを統一し、組織全体の目標を達成することがリーダーレイヤの僕の役割です。また、エンカレッジは毎年利用者の数が倍に増えていく急成長を遂げており、今年も同様に前年比2倍の目標を立てているため、高いスタンダードをメンバーに要求する必要があります。  そのような団体の運営において僕が意識することは、全員の希望を組織のvisionと結びつけて適材適所に配置することです。全員と1on1での面談を行い、希望をできるだけ叶えるような組織設計を行い、全員の目標が達成できるような組織構造としました。結果として、前年度よりも1ヶ月以上早いペースで数値を伸ばし、自分たちで立てた目標を達成することができました。