就活のオワハラって実際どういうことを意味するのか?
オワハラとは「企業が学生に対して就職活動を終わらせるよう強要すること」です。就活終われハラスメントとも言われます。 (出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%AF%E3%83%8F%E3%83%A9)
これには優秀な学生に他の企業を受けさせないようにし、優秀な人材を確保するという企業側の狙いがあります。
では実際にはどんな形でオワハラは行われているのでしょうか? 就職活動に関する問題の解決に向けて活動を行なっているNPO法人DSSによる (出典:https://www.youtube.com/watch?v=F7COQMu81O4)
主に
1. 就活の終了を明言しないと内定をもらえないと不安にさせるような言動
2. 就活の終了を言質や書類提供により強要し、他社の面接を受けることや、内々定を辞退することへの精神的な圧迫を感じさせる行為
3. 選考期間・選考時間・選考頻度を必要以上に多く設け、拘束的なイベント等で他社の選考を受けさせないようにする行為
4 リクルーターなど今までの関係性を必要以上に強調し、内定承諾や就活の終了を強要する行為
の4種類のオワハラがあるそうです。それぞれを詳しく見ていきましょう。
就活の終了を明言しないと内定をもらえないと不安にさせるような言動 このケースでは
「入社する意思を明確にするのなら内々定をだす」 「内々定を出した人には就職活動をやめてもらうことになっている」
などと言われることがあります。他企業の選考を辞退し、入社を約束しなければ内定がもらえないと学生に思わせ、内々定が欲しい就活生の心を揺さぶります。
就活の終了を言質や書類提供により強要し、他社の面接を受けることや、内々定を辞退することへの精神的な圧迫を感じさせる行為 このケースでは
「弊社に入りたいのなら今ここでA社に辞退の連絡をしてもらえますか?そうしていただければ内々定をお出しします。」 「弊社に入社していただけるのであれば、この承諾書にサインをお願いします。」
などと言われることがあります。他企業の選考を実際に辞退させたり、書類を利用したりすることで内々定を辞退することへの精神的なハードルを高めます。
選考期間・選考時間・選考頻度を必要以上に多く設け、拘束的なイベント等で他社の選考を受けさせないようにする行為 このケースでは
「明日も面接をやるので必ずお越しください。」 「6月1日は一日中面接や研修を行うのでスケジュールを開けておいてください。」
などと言われることがあります。物理的に就活生を拘束することで他企業の選考へ参加することを阻止します。
リクルーターなど今までの関係性を必要以上に強調し、内定承諾や就活の終了を強要する行為 このケースでは
「一人の先輩として言うけど他社の選考は早めに断るべきだよ」
などと言われることがあります。親しい人からのメッセージやアドバイスなど断りにくい形で他企業の選考の辞退を促します。
以上このようなオワハラが見受けられるそうです。どれも上手に対処するのは難しそうですよね。でも大丈夫です。次に対処法をご紹介します!
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いざ、内定辞退。オワハラへの対策は?
オワハラ対策でまず重要なのは
「オワハラの存在を知ること」
です。これがとても大切です。その存在について何も知らずに面接に臨み、いきなり「弊社に入社していただけるのであればこの承諾書にサインをお願いします。」などとお願いされたら冷静に対処するのは不可能です。
先ずはオワハラの存在を認識しましょう。その上で対策をして、面接でオワハラに遭遇した際には落ち着いて対応しましょう。
この記事を読まれている皆さんはすでにオワハラの存在、実態についてすでに知っていますね。では次にどんな準備をすべきでしょうか?
それは志望順位をはっきりさせておく、シミュレーションをして準備する、の二つです。
オワハラに合う前に、内定企業の志望順位を整理しよう
これはとても単純なオワハラ対策です。自分の中で行きたい企業の優先順位をはっきりさせておきましょう。そうすればオワハラに悩む必要はありません。
第一志望先に就活を終えることを条件に内々定をだすと言われたら就活を終えればいいですし、志望順位の低い企業からそう言われた際には他の企業の選考に参加したい旨をはっきり誠意を持って伝えましょう。
もしそれで落とされてしまっても気にする必要はありません。行きたい気持ちの強い企業の選考に向けてすっぱりと気持ちを切り替えましょう。
シミュレーションをして想定されるオワハラに備える
志望順位を決めておくのは手っ取り早い解決策ですが、そうは言っても内定をもらってから落ち着いて行きたい企業について考えたい、なんてこともありますよね。
そんな際には事前にシミュレーションをして想定される質問への受け答えを準備しておくことが有効です。
まずは自分で受け答えの練習をし、その後は先輩やすでに内定を持っている友達、大学のキャリアセンターの方など周りの人にお願いして客観的なアドバイスをもらうのがいいでしょう。
事前に準備をすることである程度落ちついて受け答えをすることが可能になり、後々後悔するような発言をすることを避けることができるはずです。
消えることのないオワハラと向き合っていく
オワハラとは内定出しのタイミング、もしくは、内定後から承諾期間を設けることで「企業が学生に対して就職活動を終わらせるよう強要すること」でした。これは様々な形で行われます。
企業側の「優秀な人材を確保したい」という意図は無くならないのでこれからも何らかの形で続けられていくと考えられます。
これに対処するためには
まずはオワハラの存在を認識すること。そして志望順位を自分の中で固めて強い意思を持って就活をすることが有効です。
志望順位をはっきりさせることが難しい場合は事前にシミュレーションを行って本番落ちついて対処できるようにしましょう。
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