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就活生。就活は1人ではなく、相談相手と2人3脚で進めよう

就活を終えたメンターから、自己分析やES、面接対策をサポートしてもらえる、エンカレッジの“面談”。でも実際にどんなことをやっているのか、なぜ面談を行う必要があるのかは、なかなか見えづらいものかもしれません。そこで今回は、実際に就活対策の一環としてエンカレッジの面談を利用している、早稲田大学4年生の串田さんに、面談についてお伺いしました。串田さんは、どのように面談を利用し、どのように就活に活かしたのでしょうか?

就活相談で、「私」が明確になった

インタビュイー紹介

串田さん ・早稲田大学文学部4年生 ・石川県出身 ・ベトナムの国際協力のサークルに所属し、代表を務める ・サークル引退後はNPO にて、ベトナム人の留学生の学習支援を行う

-エンカレッジの面談を受けようと思ったきっかけはあるのでしょうか?

串田さん:きっかけとしては2年生の3月に、先輩の紹介でエンカレッジのイベントに友達と参加したことです。そのイベントではじめて、就職活動を終えたOG・OGに就活相談をすることができる、面談を知りました。エンカレッジのことはよく知らなかったんですけど、そのときちょうど2年間務めたサークルを引退して、何か新しいことを始めたいと思っていたんです。就活の情報も入りそうだなと思って、とりあえずエントリーしてみました。

-面談では、どのようなことをしたのでしょうか?

串田さん:主に自己分析と、就活の軸作りのサポートをいただきました。

私は、今までに4回ほど、面談通して就活相談をしました。

初めての面談は、3年生の5月ごろだったかな。そのときには、自己分析をお願いしました。相談相手をしてくれたメンターの方にも、「ESや面接対策は、自分自身についてきちんと理解していないとできないから、自己分析はとても大切だよ。」と言われていたので。

―面談では、どのように自己分析をしていったのですか?

串田さん:小学校・中学校・高校・大学。それぞれの段階で、自分のモチベーションの推移を振り返りました。高かったとき、低かったときそれぞれに対して、なぜそのように感じていたのか、どのような環境だったのか、改めて明確にしていきました。 そこから、自分がどのような状況のときに1番価値を発揮できるのかを、考えていきました。

他にも、これは自己分析に入るかわかりませんが、私はお世話になった学校の先生の1人に、ロールモデルとなる人がいて。ただ、どこに惹かれているのかは漠然としていました。

だから面談を通して、その人のどういう要素に魅力を感じているのか、また、どのような就職をしたらその要素を実現できるのかということについて、メンターさんに相談しながら考えていきました。

―最近は、自己分析のツールや本などがたくさんあって、正直1人でもできそうじゃないですか。その中で、メンターさんと一緒に自己分析してよかったなと思う点はありますか?

串田さん:自分ひとりでは気付けないような、自分の潜在的な"判断軸"や"価値観"に気付けたことで、自分に合う業界を明確にできたことですね。

自分1人で自己分析をすると、どうしても主観的な立場でしか、自分と向き合えないと思うんです。

でも、エンカレッジの面談での自己分析では、自分が一方的に話すのではなくて、過去の経験や、現在の興味・関心を話しつつ、相談役であるメンターさんが「なんでそのような選択をしたのか?」「その体験を通してなにを感じたか?」などの問いかけをしてくれるんです。

その問いかけのおかげで、今までは意識したことがないけど自分の中に存在していた、自分の判断基準や価値観を知れたと思います。相談役の人と、対話しながら自己分析していくことで、新しい、客観的な自分に出会えた気がしました。

また、自分の判断軸や価値観を知れたおかげで、自分がどんな業界に就職するのが合っているのか、それはなぜなのかも明確にし、言語化することができました。

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―初対面の人に、自分の過去の経験を語ったり、就活相談するのは緊張しませんでしたか?

串田さん:確かに、はじめはメンターさんってどんな人なんだろうと、多少不安な気持ちがありました。でも、同じ大学の1つ上の先輩だったので、すぐに打ち解けることができました。

場所も面接会場みたいな、堅苦しい企業のオフィスなどではなく、大学のキャンパスでしたし。

2回目は、3年生の夏休みあたりに受けたのですが、そのときも自己分析をみてもらいました。そのころサマーインターンの選考があったのですが、自分の人生のターニングポイントや過去の経験について話す際に、まだうまく話せていないなと思ったので、そのことについて相談したら、もう一度自己分析をしようとなったので。

―メンターの方から問いかけをもらうことで、頭の中に漠然と存在している選択軸や興味・関心を、言語化していったのですね。サマーインターンのあとは、いつ面談を受けられたのですか?

串田さん:その次は、就活に本格的に力を入れ始めた11月のあたまだったと思います。 インターンや面接を通して、数ある企業の中から自分が本当に就職したいと思う企業を選ぶためには、企業選びの軸をきちっと作ることが大切だなと感じていたので、メンターさんに相談し、軸の言語化のサポートをしていただきました。

―企業選びの軸というのは、具体的にどのようにブラッシュアップされたのでしょうか?

串田さん:自分が仕事に求める条件をサマーインターンでの経験も踏まえながら、メンターさんと1つ1つ見ていきました。

例えば、サマーインターンを経験するまでは、自分は0→1のような、何も整っていないところに放り出されても取りに行けるタイプだと考えていました。でも、インターンで実際にそのような経験した中で、自分は意外とそのような環境だと価値を発揮しきれないことがわかって。

それらの経験をメンターの方に相談したら、じゃあ、どういった環境なら、就職後に価値を最大限に発揮できるのかを考えるために、社員数でいうと何人くらいがいいか考えてみようと、フィードバックを頂きました。

―軸も決めようと思えば、1人で決められそうじゃないですか。そんな中で、メンターさんの役割とはなんだったのでしょうか?

串田さん:相談相手であるメンターさんは、就活を経験されていたり、自分以外にも多くの学生の就活の相談に乗っているため、就活に関する情報量が自分とは桁違い。そのため、因数分解の方法を本当によく知っています

仕事に対して求める条件は本当にたくさんある。給料、人、労働環境、成長できる環境など、本当にたくさん。

その中でメンターさんは、1人1人に合わせて、求めている条件を整頓するのに長けている。さまざまな角度からの問いかけを通して、私の漠然としている企業選びの条件を1つ1つひも解いてくれて、キレイに整頓してくれた。そんな印象を受けました。

―メンターさんの問いかけのおかげで、漠然としていた軸を、言語化してシンプルに出来たのですね。

最後の1回は、いつごろだったのでしょうか?

串田さん:12月にもう1度就活について相談しました。その時には、 メンターの方の内定先に関心があったので、ある意味、企業の情報を得るOB 訪問の一つとして、面談させていただきました。

でも、これも堅苦しい感じではなく、聞きたいことを好きなだけ聞けたという印象でしたね。

―では、面談では基本的に"自己分析"と"企業選びの軸作り"をされていたのですね。

串田さん:そうですね。

正直、私は鋭いフィードバックをもらうっていうよりは、就活に関する相談に乗っていただきたいという思いが強くて。

そういう面でいうと、エンカレッジの面談は、利益目的のものではないので、メンターの方からグイグイ来ることはなく、自分が「相談したい」と必要と感じたときに、必要なだけ面談を組んで悩みを解決する手助けをしてくれたので、非常に良かったです。

面接突破のカギは、「言語化」

ー就活中に面談を受けていてよかったなと感じたことはありましたか?

串田さん:やっぱり自分の思いや考えていることを、"言語化"できたっていうのが一番良かったですね。

就活って、いかに自分の思いや考えを、人に伝わるように言葉にできるかが大切だと思うんです。

もちろんみんなが考えてることや思いはあるはず。でもどうやって言語化するかで受け手の印象というものは大きく変わってしまう。

事実、言語化の際に、自分が本当に心で思っていることをうまく言葉にできなくて、面接でうまく自分の気持ちを伝えられなくて、就活がうまくいかないこともある。

そういった面でいうと、1度就活を経験されて、伝えるときのポイントがわかっているメンターに相談することで、他者に伝わるように言語化するサポートを頂けたのはとても良かったですね。

1つ例をあげると、就活で多くの人が使うであろう、"成長"っていう漠然とした言葉があると思うんでけど、この言葉の定義も一人ひとりの価値観によって差があると思うんです。

私は面談を通して、「目標に対して逆算的に努力して得られるものというより、いま自分がやっていて楽しいと思うものや、新しい知識や経験を得るために努力して、結果得られるもの。」という、自分なりの成長の定義を伝えることができるようになりました。

また、面談を通して、いろんな方の"就活経験を聞けた"のも、本当に良かったです。

メンターの方自身の就活経験や、他のメンターの方の就活経験を聞くことで、就活の流れや実情などの、就活情報を得ることができ、その中で自分はこうやって就活を進めていこうという道筋をあらかじめ作ることが出来ました。なので、精神的な焦りがない状態、とても精神的に楽な状態で就活を進めることが出来たと思います。

就活の相談をせず1人で就活をしていたら、きっともっと「就活やばい」「就職できるかな、、」と、精神的に追い込まれていたはず(笑)

加えて、面談を通して"質の高い企業"を知ることができたのもよかったですね。

自分1人で就活をしていたら、どうしても企業や就活全般の情報が手薄になってしまう。

しかし、メンターの方の紹介や、エンカレッジさんが運営をされているイベントに行くことで、自分ひとりで就活をしていたら出会えないような、魅力的な企業さんに何社もお会いすることができたんです。

実際、夏のインターンは、エンカレッジから得た情報を活用して、多くの企業に応募させていただきました。

就活の相談相手がいることの価値

ーありがとうございます。最後に、まだ面談を受けたことのない大学生に向けてメッセージがあればお願い致します。

串田さん:あくまで個人的な考えですけど、就活において"人に話すこと"ってとても重要だと考えていています。なぜなら、相談などを通して、人に話す機会を持たないと、自分の考えや思いを整理したり、言語化することが出来ないから。実際、就活って、結局はESも、面接も、人に自分の思いを言語化して伝えるものじゃないですか。

そんな中、エンカレッジの面談では、社会人の方ではなくて、自分より1つ上の、同じ大学生という立場にあるメンターの方と相談する機会をたくさん持てました。同じ大学生の方がメンターなので、気負いすることなく自分の思いを話すことができ、自分の思いを言葉にするとても良い練習の場になりました。実際、この面談がなかったら、面接とかもっと苦戦してたんだろうなと思います。

就活生ならわかると思うんですけど、就活していく中で必ず悩みだったり、もやもやって出てくると思うんですね。でもそのような言葉にもできないような悩みを相談できる相手って意外と少なくて。OB 訪問とかでもそのような悩みを相談するわけにはいかないし。

その中で、就活中いつでも、自分が必要と思った時に必要なだけ、自分より1つだけ上の、就活のノウハウがあるメンターの方に、上からではなく、学生目線で相談に乗ってもらえるのは非常に心強かったです。しかも何回お願いしても無料だし。

本当に気軽に就活の相談や、自分の思いを語れる場所なので、コミュニケーションが苦手と思っている大学生こそ、ぜひ面談を受けてもらいたいですね。

ー企業の方でもなく、学校の職員の方でもなく、同じ大学生という立場だからこそ、相談できることがたくさんあったのですね。本日はありがとうございました。

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